peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「ジャガイモの歴史」~一関市東山ふるさと歴史講座第1回学習会 2012年9月20日(木)

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2012年9月20日(木)、東山ふるさと歴史講座(地域おこし歴史懇話会:代表・鈴木幸彦)主催、東山公民館、田河津公民館、松川公民館、石と賢治のミュージアム:共催の第1回学習会が開催されました(13:30~15:30時)。(上)講演する塚本学(つかもと まなぶ)氏

この講座は、「江戸時代の村の様子をさぐり、郷土の歴史の再発見に繋げる。」の主旨で開催されたもので、今回は「ジャガイモの歴史」と題した国立歴史民俗博物館名誉教授・塚本学 氏の講演でした。現在では、ほとんど毎日食卓に載るジャガイモですが、その普及の状況は必ずしも順調ではなかったそうです。今回は、その普及の歴史を、わかりやすくお話していただきました。

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塚本 学(つかもと まなぶ)プロフィール:千葉県佐倉市在住。1927(昭和2)年、福岡市で生まれる。1950(昭和25)年、東京大学文学部史学科卒業。1970(昭和15)年、信州大学助教授、ついで教授。1983(昭和58)年、国立歴史民俗博物館教授。1992(平成2)年、同館を定年退職。

ジャガイモは、南米アンデス山脈の高地が原産地で、芋は地下茎の先が肥大して塊茎となったもので、これで繁殖し、品種改良の場合のほかは種子で繁殖するようなことはしていません。永年こういう栽培が続けられたため、花は咲いても実を結ぶことはめったにないそうです。新しくできた品種が比較的結実することが多いのも、世代の若いものにかろうじてこの性質が見られるわけで、実は径2㎝ほどで、トマトに似た形で、緑色か帯紫色のものだそうです。

私は、下記の本を読んでいたので、良く理解できましたが、興味のある方は読んでみてください。講演の内容は省略します。

http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0805/sin_k417.html


一関市山目泥田のシロバナハギ(白花萩)/シラハギ(白萩) 2012年9月18日(火)

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2012年9月18日(火)、一関市山目泥田の照井堰(灌漑用用水路)の柵網の中の花壇に植えられているシロバナハギ(シロバナ萩)が、白い蝶形花を沢山つけていました。場所はイオン(旧サティ)の裏側(南側)の方でした。

http://map.goo.ne.jp/map.php?MAP=E141.7.5.160N38.56.6.100&ZM=&MT=%E4%B8%80%E9%96%A2%E5%B8%82%E5%B1%B1%E7%9B%AE%E6%B3%A5%E7%94%B0&from=ocn_Default&SH=&sw=1 [一関市山目泥田(goo地図)]

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シロバナハギ(白花萩)/シラハギ(白萩) マメ科 ハギ(レスペデザ)属 Lespedeza thunbergii var.albiflora

「関西に多いニシキハギの白花品種で、シロバナハギとも呼ばれる。」(日本文芸社発行「葉実樹皮で確実にわかる樹木図鑑」のハギの仲間)とあるが、「ミヤギノハギ(宮城野萩)の変種」としている図鑑もある。(下記)

ミヤギノハギ(宮城野萩) マメ科 ハギ(レスペデザ)属 Lespedeza thunbergii

山野に自生する落葉半低木で、毎年地際から一年生の枝を多数出す。ハギの仲間では最もよく植えられている。高さは1~2mになり、花期は地面に着くほど枝が湾曲して枝垂れる。全体に絹状の伏毛があり、葉は表面が濃緑色で無毛、3出複葉で互生する。小葉は長さ2~6㎝の楕円形または長楕円形で、先は尖る。

7~9月、葉の腋から長い総状花序を出し、紅紫色で長さ1.3~1.5㎝の蝶形花を開く。果実は豆果は長さ約1㎝の広楕円形だが、ほとんど結実しない本来は自生種だが、園芸種は各地の公園、庭園に広く栽培されている。

変種のシロバナハギvar.albifloraは花が白色。

用途:庭木、花材。分布:本州(東北、北陸、中国地方)

栽培管理:ハギの仲間は日当たりを好み、葉は密に茂って、大株になる。丈夫なので強い剪定に耐える。株分けは春秋の彼岸頃がよく、芽の動き出す前までに行う。挿し木は6~7月、本年枝の伸びた枝の根もとに近い所から15㎝ほどの挿穂をつくり、挿した後、日除けをして秋に植え替える。花期は6~10月と早くかつ長い。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「同・園芸植物」より]

http://matsue-hana.com/hana/sirobanahagi.html [シロバナハギ(島根県松江市)]

http://www.geocities.jp/ir5o_kjmt/kigi/hagisiro.htm [シロバナハギ]

http://www.omasa.org/dictionary/tree/tree_sa_01.html [シロバナハギ:樹木:花図鑑:ガーデニングの花咲かおまさ]

http://www.rokkosan-shizen.jp/sub373.html [シロバナハギ(六甲山系の樹木図鑑)]

http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_773.htm [シロバナハギ(四季の山野草)]


一関市山目泥田のウメモドキ(梅擬) 2012年9月18日(火)

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2012年9月18日(火)、一関市山目泥田の照井堰(灌漑用用水路)沿いの道路際にある民家の裏に植えられているウメモドキ(梅擬)が、赤く色づいた実を沢山つけていました。場所はイオン(旧サティ)の裏側(南側)の方でした。

http://map.goo.ne.jp/map.php?MAP=E141.7.5.160N38.56.6.100&ZM=&MT=%E4%B8%80%E9%96%A2%E5%B8%82%E5%B1%B1%E7%9B%AE%E6%B3%A5%E7%94%B0&from=ocn_Default&SH=&sw=1 [一関市山目泥田(goo地図)]

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ウメモドキ(梅擬) モチノキ科 モチノキ(イレックス)属 Ilex serrata

山地のやや湿った所に生える落葉低木。葉がウメ(梅)に似ていることが和名の由来。ほかのモチノキ科の種類と異なり落葉樹であり、茎葉に毛がある。赤い実が枝いっぱいについて美しいので、庭木のほか公園樹や鉢物、盆栽、花材(切枝)にも使われる。よく分枝して高さは2~4mになる。葉は互生し、長さ4~8㎝の楕円形~卵状披針形で、先は鋭く尖り、基部はくさび形。縁には細かい鋸歯があり、両面とも光沢はない。表面にはわずかに毛がある。裏面は短い軟毛があり、特に脈上にはやや長い毛が密生する。

6月頃、葉の付け根に直径3~3.5㎜ぐらいの淡紫色の小花をつける。雌雄別株。雄花は7~15個が集まってつき、雌花は1~7個ずつ付く。花弁は卵形で5個ある。ガク片は4~5個で縁に毛がある。雄花には雄しべが4~5個と退化した雌しべがある。雌花では緑色の子房が目立ち、周りに退化して小さくなった雄しべが4~5個ある。

果実は直径5㎜ほどの球形で、9~10月に赤く熟し、晩秋から初冬にかけて葉が落ちた後もしばらく残るので良く目立つ。実は野鳥の好物。

品種には、果実が黄色のキミノウメモドキ(黄実の梅擬)f.xanthocarpa、花と果実が白いシロミノウメモドキまたはシロウメモドキ(白実の梅擬)f.leucocarpa、葉、果実が小型のコショウバイcv.Koshobaiがよく栽培されている。また実が大きいので鉢植えにされる’大納言’cv.Dainagonがある。

分布:本州全域、四国、九州、中国。栽培:いずれも強健で容易。雌雄別株なので、果実を楽しむには両方植える必要がある。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「同・日本の樹木」&日本文芸社発行「葉実樹皮で確実にわかる樹木図鑑」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=39435384&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:金ケ崎町赤石堤のウメモドキ(梅擬)の赤い実]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38616508&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:宮城県栗原市のウメモドキ(梅擬)の真っ赤な実]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38594388&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市幸町のウメモドキ(梅擬)の真っ赤な実]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35630995&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市山目「立沢住宅」のウメモドキ(梅擬)の実]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=32807870&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:平泉町平泉のウメモドキ(梅擬)の真っ赤な実]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%A6%A5%E1%A5%E2%A5%C9%A5%AD [peaの植物図鑑:奥州市水沢区「」のウメモドキ(梅擬)の花]