peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターのシャムサクララン(桜蘭)/ホヤ・カーリー 2013年1月21日(月)

2013年03月08日 | 植物図鑑

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(上と下)岩手県立花きセンターの本館(管理棟)と玄関

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2013年1月21日(月)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。

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展示室(管理棟1階)では、花きセンターで実証展示栽培されていた花卉(かき)、見頃となる鉢花・切花が随時展示されていますが、この日は、今年度花きセンターで栽培したというシクラメン40鉢ほどとともに「プリムラ」などが沢山展示されていました。

それらのほかに、多肉質でハート形の葉をつけたシャムサクララン(暹羅桜蘭)がありました。別名:ホヤ・カーリー、ハート・ホヤ

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(上)研修温室の中温区にも、一鉢展示されていました。

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ガガイモ科 ホヤ(サクララン)属 Hoya :九州、沖縄から熱帯アジア、オーストラリア、太平洋諸島に200~230種が分布する。茎から気根を出して他の物に取り付いて伸びる常緑の蔓性低木。葉は対生し、全縁で多肉質。花は葉腋に散形状につき、ろう細工を思わせる多肉質で、芳香のあるものが多い。英名はWax vine。

サクララン(桜蘭)/カルノサは、日本南部から熱帯アジア、オーストラリアに分布する。花は径1㎝で30個ほどが球状につき、芳香がある。ほんのり桜色を帯びるので、「サクララン」の名がある。英名はWax plant。

ベラHbella はインド原産の矮性種で、よく分枝し横に広がる。下向きの花序をつけ、花は径2㎝で芳香がある。

葉が縮み、節間の詰まった’コンパクタ’cv.Compacta やその斑入り品種は、生長は遅いが、矮性で花つきがよく鉢植えに適する。

その他、葉に黄白色と桃色の中斑の入る’エキゾティカ’cv.Exotica 、新葉のピンクが美しい’クイーン’cv.Queen 、黄白色の覆輪の入る’フイリサクララン’cv.Variegata などの園芸品種がある。

ロンギフォリアはヒマラヤ中部原産で、茎は細く垂れ下がる。葉は長さ15~20㎝で、多肉質だが細く、花序も小さい。ムルティフロラH.multiflora は熱帯アジア原産。茎は長さ50~60㎝で、ほとんどつる性にならない。花柄が長く、花が40~50個の大きな花序をつける。プルプレオフスカH.purpureofusca はジャワ、オーストラリア原産のつる性植物で、濃赤褐色の花をつける。葉に銀白色の小斑が入る。

その他、葉がハート形で多肉質のシャムサクララン H.kerriiなどが栽培される。

管理:ヘゴ材に這わせたり、吊り鉢仕立てにする。同じ花茎に毎年花をつけるので、開花後の短花茎は残しておく。冬は日光によく当て、5℃以上に保温する。過湿を嫌う。カイガラムシを防除する。挿し木、実生で殖やす。

サクララン(桜蘭)/ホヤ・カルノサ ガガイモ科 ホヤ(サクララン)属 Hoya carnosa

暖地に生える常緑つる性植物。茎は太く木質でほかの木や岩の上などを這い、節から根を出す。葉は対生し、長さ4~10㎝の楕円形。肉質で厚く、表面は濃緑色で無毛。裏面は有毛で白色を帯びる。6~10月、葉腋に散形花序を出し、直径1.2~1.5㎝の白い花を多数開く。花には芳香がある。花冠は肉質で5裂し、内側に星形の副花冠がある」。果実は長さ10~14㎝の町披針形の袋果。種子には冠毛がある。用途:鉢植え、分布:九州(南部)、沖縄、中国、台湾、オーストラリア。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「同・園芸植物」&同「同・観葉植物」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/beaf0114a6bac1e054099bbda0462e6a [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのシャムサクララン/ハートホヤ]

http://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_image_slideshow&target_plant_code=466&num=3 [ホヤ・カーリー]

http://t-webcity.com/~plantdan/souhon/syousai/sa-gyou/si/shamusakurarann/shamusakurarann.html [GKZ植物事典・シャムサクララン(暹羅桜蘭)]

http://www.engeinavi.jp/db/view/link/1268.html [ホヤ・カーリー、シャムサクララン]

http://ina-green.com/archives/3753 [ハートホヤ(ホヤハート、シャムサクララン)]


世界の椿館・碁石の椿 月の都(つきのみやこ) 2013年2月28日(木)

2013年03月08日 | 植物図鑑

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2013年2月28日(木)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280番地1)に行ってきました。

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世界の椿館・碁石では、世界13カ国(アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、ベルギー、フランス、ポルトガル、イタリア、中国、ベトナム、フィリピン、台湾、日本)450種の椿と四季折々の花卉(かき)を植栽展示しています。1月17日(木)に行ったときには、全体の半分ほども花が咲いていませんでしたが、この日はほとんどの木が花を咲かせていました。

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(下)大温室北側のトイレの出入口付近に展示されていた大鉢に植えられた椿・月の都(つきのみやこ)が、白い花を沢山咲かせていました。

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椿 月の都(つきのみやこ) ツバキ科 ツバキ(カメリア)属 Camellia japonica cv.Tsuki-no-miyako

[産地:]江戸[花:]白、八重、乱れた筒しべ、中輪[花期:]3 ~4月[葉:]卵状楕円、中形[樹:]立性[来歴:]1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る。[誠文堂新光社発行、日本ツバキ協会編「最新日本ツバキ図鑑」より]

http://www8.ocn.ne.jp/~novalis/tsukinomiyako.html [ヤブ椿(古典椿)月の都]

http://keima.la.coocan.jp/season-full/season-plant/02/ [椿・月の都:小石川植物園]