2013年3月8日(金)、岩手蘭友会主催の「第26回岩手洋らん展」が、奥州市水沢区のメイプル4階で開催されたので見に行ってきました。[3/8(金)~3/10(日)、10:00~17:00時、最終日は16:00終了)]
、シンビジューム、デンドロビューム、胡蝶らん、などの洋らんが多数展示されていました。また、各種洋らんの即売コーナーも開設されていました。
(下)会場の奥の方に展示されていた様々なミニ洋ランの中に「パフィオ・メールボウ×フランクプリンス」という名札が付けられたパフィオペディルムがありました。
パフィオペディルムの交配種 ラン科 パフィオペディルム属 Paphiopedilum(Paph.)
パフィオペディルム属:約70種を含み、東南アジアを中心にインドから中国南部、フィリピンからニュー・ギニア、ブーゲンビル島まで分布している。一般に林床に地生、まれに樹上に着生する常緑多年生のラン。茎は極めて短く、葉は摺合して左右に展開し、長楕円形~長舌形で肉厚く、緑色または緑色と緑白色、あるいは紫色の斑入り模様となる。
花茎は頂生、直立または斜上し、1~多花をつける。1花茎に多数の花をつける種には同時に開花するものと、順次開花して1年以上にわたって咲き続ける種とがある。花は背萼片が発達して大きく、観賞の対象となり、2個の側萼片は合着して、背萼片と対向して下方につき、一般に小さく目立たない。花弁は広卵形、さじ形、細長く垂れてねじれるなど変化に富む。
唇弁は袋を形成し、巾着形、ヘルメット形など多形で、開口部の縁は大曲または外曲する。色彩は白、黄、緑色を基調に褐色や紅紫色を帯びたり、斑点が入ったりして複雑で落ち着いた色彩を醸し出している。花の寿命は長く、通常1か月以上もつ。
属名はギリシア語のPaphia(Paphosの女神、ヴィーナスの古都)とpedilon(サンダル)に由来し、ヴィーナスのスリッパの意。唇弁の形を見立てたもので、英名も貴婦人のスリッパladys slippersと呼ぶ。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]
http://www.orchid.or.jp/orchid/research/tanaka/cont/bigginer.html [初心者のためのパフィオペディルムの栽培]