2013年3月12日(火)、妻が一関市立大東図書館(大東町摺沢字新右ェ門土手12の2)で調べものをしたいというので出かけました。コートもいらないほど暖かだったので、妻が図書館に居る間、私は摺沢の街を歩いてみました。「春を知らせる花」が幾つか見つかるかと思ったのですが、福寿草だけでした。
大東図書館から北西の方向に延びている道を歩いて行ったら、民家の生垣の下に植えられた福寿草が咲いていました。そこから県道19号線(一関大東線)に出て、300mほどの所にある右の分岐道に入りました。県道下のガードを潜り抜け、JR大船渡線の踏切を渡って、住宅街が続く所に出ました。
フクジュソウ(福寿草) キンポウゲ科 フクジュソウ属 Adonis amurensis
落葉樹林の下など山地に生える多年草。花期が早いので正月用の鉢植えなどもよく見かける。栽培もされている。西日本には少なく、北国に多い。雪解けとともに芽を出して、高さ15~30㎝になる。花は黄色で直径3~4㎝ほどの花を咲かせる。花が終わる頃から、細かく切れ込んだ葉が伸びてくる。江戸時代には多くの園芸品種が生まれた。「福寿海」は最も普及している品種で、正月の鉢植えによく利用されている。
「福寿草」の名は、旧暦の正月に黄金色の花を咲かせるので、新年を祝うめでたい名前がつけられた。「ガンジツソウ(元日草)」ともいう。花期:2~4月。分布:北海道、本州、四国、九州。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の野草」&同「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]