2013年3月8日(金)、岩手蘭友会主催の「第26回岩手洋らん展」が、奥州市水沢区のメイプル4階で開催されたので見に行ってきました。[3/8(金)~3/10(日)、10:00~17:00時、最終日は16:00終了)]
、シンビジューム、デンドロビューム、胡蝶らん、などの洋らんが多数展示されていました。また、各種洋らんの即売コーナーも開設されていました。
(上)会場入口付近に「会長賞」を受賞したパフィオペディルム・ベレニスや「メープル賞」「伊藤洋ラン園賞」「みちのく洋らんセンター賞」を受賞した洋らん が展示されていました。「伊藤洋ラン園賞」を受賞したのはドリテノプシス・スイートストロベリー Doritaenopsis(Dtps.)'Sweet Strawberry' という洋ランで、極濃紅紫色の花を多数つけた見事な個体でした。
ラン科 ドリテノプシス属 Doritaenopsis(Dtps.):Doritis(Dor.)×Phalaenopsis(Phal.)、1923年にBaron Tshito Iwasakiにより、アサヒ Asahi(Phal.lindenii×Dor.pulcherrima)がはじめて登録された人工属。それ以後は1970年までに100種足らずが登録されたのみで、当初は新属としてそれほど重要視されていなかったが、1975年以降交配が進み、現在では1500種を超える。
大別してドリチス属Doritis寄りのものとファレノプシス属Phalaenopsis寄りのものに分けられ、前者は葉が厚く、花茎は直立し、小~中輪花を多数つける。濃色の紅紫色が多く、キョートkyotoが有名。後者はファレノプシス属の白花に近いものが多く、主にピンク、またはセミアルバと呼ばれる白弁赤リップの大輪花系。ハッピー・バレンタインHappy Valentine、オドリコOdorikoなどが有名。属名はDoritisとPhalaenopsisの合成語。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]
http://www.sqr.or.jp/usr/fujiengei/orchid/WL5865.html [Dtps.Sweet Strawberry ドリテノプシス スイートストロベリー]