2014(平成26)年1月25日(土)、この日封切りの松竹映画「小さいおうち」(山田洋次監督作品)を観に行ってきました。13:00時からの2回目を観たのですが、会場のシネプラザは、今まで見たこともないほど大勢の観客で賑わっていました。
この映画の原作は、2010年に第143回直木賞を受賞した、中島京子のベストセラー「小さいおうち」
この映画のチラシに「日本映画界を担う実力派と、次世代を担う若手俳優 豪華キャストの競演が実現!」とありましたが、松たか子、黒木華、片岡孝太郎、吉岡秀隆、妻夫木聡、倍賞千恵子の中心メンバーのほかにも橋爪功、吉行和子、室井滋、中嶋朋子、林家正蔵、ラサール石井、あき竹城、松金よね子、笹野高史、小林稔侍、夏川結衣、米倉斉加年など有名な俳優が沢山出演しています。
「物語の時代背景は、1935(昭和10)年~終戦直後、そして2000(平成12)年~2009(平成21)年頃」とされていますので、今から79年も前の「昭和モダンの時代」と呼ばれた時代の物語です。「この作品は、東京郊外のモダンな家で起きた、ある恋愛事件の秘密を巡る物語が核にあるけれども、そのストーリーの向こうに、あまり見つめられてこなかった当時の小市民家庭の暮し、戦前から敗戦の時代を描きつつ、更にはその先に、果たして今の日本がどこへ向かっていくのか、というようなことも見えてくる作品にしたい」と山田監督は撮影前に語ったそうです。
この映画の女中・布宮タキ[若い頃を演じているのは黒木華(くろき・はる)さん]が、当時15歳として、晩年の布宮タキ(役は倍賞千恵子さん)は、2009(平成21)年に死亡した時は90歳になっていたと思われます。
http://www.chiisai-ouchi.jp/index.html [映画:小さいおうち]