2014(平成26)年1月17日(金)、岩手県立花きセンター(岩手県胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。山も野原も雪で真っ白になっているのに、この花卉センターの中には様々な花が沢山咲いていました。
花きセンターの管理棟・展示室では、今年度栽培したシクラメンが30鉢ほど展示されていました。そのほかにもラン(蘭)や様々な草花が展示されていました。その中に蕾を沢山つけた赤色の花と黄色い花を咲かせる「カランコエ」がありました。
ベンケイソウ科 カランコエ(リュウキュウベンケイ)属 Kalanchoe :
は、アフリカ東部、マダガスカルを中心に、エチオピア、アラビア半島、熱帯アジア、ブラジルなどに100種以上が自生する多年草または低木状の多肉植物で、葉は単葉で対生し、着生状態では不定芽はできない。葉腋または頂部から伸びた集散花序に花をつける。花色は白、黄、橙、赤、紅紫。ブリオフィルム属、キチンギア属を分離する見解もある。これら100種以上もある仲間のうち、普通「カランコエ(和名・ベニベンケイ=紅弁慶)」と呼ばれているものは、カランコエ・ブロスフェルディアナの改良品種を指す。
カランコエ・ブロスフェルディアナ Kalanchoe blossfeldiana:現在栽培されているのはアフリカのマダガスカル原産のブロスフェルディアナの改良品種で、育成はドイツで進められた。草丈は、切り花向きの高性種が25~50cm、鉢花や花壇向きの矮性種は15~25cm。葉は幅が広く多肉質である。花は4弁で小さく、茎先に多数集まってつく。花色は赤、橙、桃、黄など。丈夫で育てやすく促成栽培もできるので、鉢花は一年中出回るが、自然開花期は3~5月。英名:Kalanchoe。
矮性で花が緋赤色のバルカンcv.Balkan、黄色のイエロー・トム・サム cv.Yellow Tom Thumb、やや高性で花が緋赤色のブリリアント・スター cv.Brilliant Star、ピンクのスイス・ローズ cv.Swis Roseなどがある。いずれも冬から春の鉢物として生産される。
管理:日長処理で開花を調節できる。乾燥に強い。カイガラムシがつきやすい。霜除け程度で越冬する種もあるが、普通は5~8℃に保つ。挿し木や葉挿しで殖やす。別系統の交雑種に、花が釣鐘形のウェンディやティサなどがある。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」&講談社発行「野の花・街の花」より]
下記のWebサイトにはカランコエ・ブロスフェルディアナの素晴らしい画像が掲載されています。http://www.botanic.jp/plants-ka/kalblo.htm [shu(^^)Homepage,カランコエ・ブロスフェルディアナ]
http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-kalanchoe_large.html [カランコエ(Kalanchoe)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=33436149&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:「世界の椿館・碁石」のカランコエ・ブロスフェルディアナ 2010年1月8日(金)]