2015年3月28日(土)、千厩ショッピングモ-ル・エスピア(一関市千厩町千厩字東小田)で開催中[3/28(土)~3/29(日)]の千厩野草会(金野昌敏・会長)の「春の雪割草展」を見に行ってきました。雪割草が大部分でしたが、ショウジョウバカマ(猩々袴)などその外の山野草も展示されていました。
雪割草には「標準花」「千重咲き」「丁字咲き」「唐子咲き」「三段咲き」などの名札が付けられていました。
日本の雪割草には、ミスミソウ(三角草)、スハマソウ(州浜草)ケスハマソウ(毛州浜草)、オオミスミソウ(大三角草)があります。
一般に、ミスミソウは3裂に切れ込んだ葉先が尖り三角形をしています。和名のミスミソウはこの形に由来しています。
これに対し、スハマソウの葉先は丸みを帯びています。ゆるやかな曲線を描く海岸線の洲浜(州浜)に基づいています。
しかし、雪割草の分類は、葉の形態だけでなく、花の違い、分布域の違いで分けられます。
オオミスミソウでは、小さな葉から大きな葉まで幅広い変異が見られ、しかも葉先の尖るミスミ型から丸いスハマ型まで観察されます。葉先が尖るとか丸いとかは、オオミスミソウには全く当てはまらない話です。[NHK出版発行「NHK趣味の園芸・よくわかる栽培12か月・雪割草」より]