peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町「柴宿団地」のユキヤナギ(雪柳) 2015年4月22日(水)

2015年04月23日 | 植物図鑑

2015年4月22日(水)、JR大船渡線柴宿駅(無人駅)の近くにある「柴宿団地」という住宅団地内を散策しました。何軒かの民家の庭に植栽されていたユキヤナギ(雪柳)が、真っ白い花を沢山咲かせていました。

 ユキヤナギ(雪柳) バラ科 シモツケ属 Spiraea thunbergii

 花の最盛期は雪をかぶったように美しいのでこの名がある。「コゴメバナ(小米花)」ともいう。庭や公園などに植えられたものを目にすることが多いが、自生のものもあり、川岸の岩場などに生える。高さ1~2mの落葉低木で、よく枝分かれし、枝は弓なりに垂れる。葉は互生し、長さ2~4㎝の披針形で、縁に鋭い鋸歯がある。花期は3~4月。花は直径8~10㎜。分布:本州(関東地方以西)~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

 

 


一関市大東町摺沢のナノハナ(菜の花)/セイヨウアブラナ(西洋油菜) 2015年4月23日(木)

2015年04月23日 | 植物図鑑

2015年4月23日(木)、県道19号線(今泉街道)に沿って流れている砂鉄川の河畔(一関市大東町摺沢字流矢)に大群生したナノハナ(菜の花)が、黄色い花を沢山咲かせていました。「セイヨウアブラナ(西洋油菜)Brassica napus」だと思います。

 

ナノハナ(菜の花)アブラナ科 アブラナ属 Brassica rapa var.amplexicaulis

 ヨーロッパ原産の一年草または二年草で、変異性に富み多くの栽培植物がある。和名はアブラナ。チリメンハクサイB.rapaから分離選抜されたといわれるが、詳細は定かでない。草丈60~80㎝、葉は単葉で楕円形、緑または黄緑色。花茎は太く、先端に黄色の4弁花を総状につける。園芸上、切り花など観賞用に使う場合には「ナバナ」と呼ばれ分枝性の少ない品種、食用の場合は「ハナナ」と呼ばれ分枝性の強い品種が育成され、広く栽培されている。園芸品種に’観月’'cv.Kangetsu'などがある。栽培:9月上旬~10月中旬までに直播きすれば、11月下旬~2、3月に開花する。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

種子から油を採るために栽培されるセイヨウアブラナ(西洋油菜)B.napusは、茎や葉が白い粉をかぶったような感じで、葉の基部は茎を抱くのが特徴。野生化しているものも見られる。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

 

 

 


一関市東山町「柴宿団地」のヒマラヤユキノシタ 2015年4月22日(水)

2015年04月23日 | 植物図鑑

2015年4月22日(水)、JR大船渡線柴宿駅(無人駅)の近くにある「柴宿団地」という住宅団地内を散策しました。数軒の民家の庭に植栽されているヒマラヤユキノシタが、淡紅色の花を沢山咲かせていました。寒さの厳しい冬の間も花を咲かせているのをよく見かけますが、やはりこの時期の花は素晴らしいです。

 ヒマラヤユキノシタ ユキノシタ科 ベルゲニア属 Bergenia stracheyi

アフガニスタン、パキスタンからネパール、チベットにかけて分布する常緑の多年草。丈夫で乾燥や寒さには強いが、多湿には弱い。庭の石組みの間に植えたり、鉢植えなどで育てる。葉は長さ25㎝ほどの倒卵形で、厚くて光沢がある。花期は3~4月。高さ20~30㎝ほどの花茎に白色~淡紅色の花が多数かたまってつく。秋に株分けで殖やす。この仲間は種間雑種ができやすいため、いろいろな園芸品種がある。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

 

 


一関市東山町のボケ(木瓜)/カエノメレス・スペルバ’クレメンタイン’ 2015年4月22日(水)

2015年04月23日 | 植物図鑑

2015年4月22日(水)、一関市東山町長坂字柴宿・久保にある「柴宿団地」と呼ばれている住宅団地内を散策しました。県道19号線(今泉街道)からの分岐している団地への広い道路を100mほど入った所に造られている近くの民家の「小公園」に真っ赤な花を沢山咲かせているボケ(木瓜)の園芸品種 カエノメレス・スペルバ ’クレメンタイン’と思われる樹木がありました。カエノメレス・スペルバ C.×superbaはボケ(木瓜)C.speciosaとクサボケ(草木瓜)C.japonicaとの交雑種で、優秀な品種が多く生まれているそうです。

 ボケ(木瓜)の園芸品種 カエノメレス・スペルバ ’クレメンタイン’ Chaenomeles×sperba cv.clementine

ボケ(木瓜)バラ科 ボケ(カエノメレス)属 Chaenomeles speciosa

中国原産の落葉低木。庭木や盆栽のほか、切り花にも利用されている。クサボケ(草木瓜)に似ているが、クサボケは地下茎状に横に延びた幹から枝を出すのに対し、ボケは幹が群がって上向きに伸び、高さ2~3mになる。葉は長さ4~10㎝の楕円形または長楕円形。花期は1~4月。花は直径2~5㎝。多くの園芸品種があり、花の色は濃紅色、朱赤色、淡紅色、白、絞りなどのほか、1本の木に紅白の花が混じるものもある。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より] 

                                           [山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]