2015年4月24日(土)、一関市狐禅寺のイオン一関店・体育館側入口の道路向かい側に植栽されているハナミズキ(花水木)/アメリカヤマボウシが、白い花(花弁のように見えるのは総苞片)を沢山咲かせていました。
ハナミズキ(花水木) ミズキ科 ミズキ属 Cornus florida
別名:アメリカヤマボウシ(アメリカ山法師)。米国東海岸からメキシコにかけて分布する落葉小高木~高木。日本には明治中期に渡来した。1912年に当時の東京市長・尾崎行雄がワシントンに桜を贈り、その返礼に東京に贈られた木として良く知られている。最初は植物園や公園に植えられる程度だったが、最近では庭木や街路樹として各地に広く植えられている。花が赤や黄色のもの、斑入り葉など園芸品種も多い。米国のバージニア州、ノースカロライナ州の州花。英名はFlowering Dogwood。
高さ5~12mになり、よく分枝する。樹皮は灰黒色で、松の樹皮のような細かな亀裂が入る。若枝は初め毛があり、紫褐色を帯びる。冬芽は緑色を帯びた赤褐色の鱗片に包まれ、側芽は対生する。葉芽は長さ3~7㎜の卵形で先は尖る。花芽は枝先につき、直径約6㎜の半球形。葉痕は三日月形または半円形で、葉柄の一部が残る。葉は長さ7~15㎝の卵形または広卵形で全縁。先は尖り、基部は広いくさび形または円形。裏面は粉白色を帯び、脈上に毛がある。側脈は6~7対ある。秋に美しく紅葉する。
4~5月、黄緑色の小さな花が15~20個集まった球形の頭状花序をつくる。白い花弁状の総苞片は広倒卵形で長さ4~6㎝と大きく、先端は凹む。
果実は核果で長さ約1.2㎝の楕円形。枝先に数個集まってつき、10月頃光沢のある深紅色に熟す。種子は2個あり、長さ約1㎝の紡錘形で淡褐色。用途:庭木、街路樹、花材 分布:北米、メキシコ。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]