peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

東京・新宿御苑のキョウチクトウ(夾竹桃) 2015年6月4日(木)

2015年06月05日 | 植物図鑑

2015年6月4日(木)、一般財団法人国民公園協会新宿御苑(東京都新宿区内藤町11)に行ってきました。あまり時間がなかったので、入場する際にいただいた「環境省国民公園・新宿御苑のみどころ・初夏」に記載されていた開花中の花を重点的に見て回りました。ユリノキ、バラ、タイサンボク、アジサイ、ナツツバキ、アメリカキササゲ、ビョウヤナギ、マテバシイ、サツキ、ドクダミなどがありました。

新宿御苑には「千駄ヶ谷門」から入園しました。日本庭園中の池に向かって歩いていたら、散策路沿いに植栽されているサカキ(榊)/マサカキが、白い小さな花を沢山咲かせていました。

その後、「千駄ヶ谷休憩所」の方へ行ったら、すぐ傍に植栽されているキョウチクトウ(夾竹桃)が、白い花を沢山咲かせていました。さらに日本庭園の中の池に沿って「芝生広場」の方へ行くと紅色で八重咲きの品白花品が花を沢山咲かせていました。

開館時間:9:00~16:30、入園料:一般200円、小・中学生50円。  

 キョウチクトウ(夾竹桃)キョウチクトウ科 キョウチクトウ属 Nerium indicum

 インド原産の常緑低木で江戸時代中期に渡来したといわれ、観賞用に暖地に植えられるほか、最近では公害に強い花木として都会や工場の多い場所の緑化に広く用いられている。温暖な地方では盛んに植えられているが、寒冷地では育たない。高さは3~4mになり、よく枝分かれする。葉は普通、長さ6~20㎝の線状披針形で、縁は全縁。質は厚くて革質で光沢があり、3個ずつ輪生する。

6~9月、枝先に集散花序を出して、直径4~5㎝の花を多数つける。花冠は筒状で、先は5裂して平開する。裂片は螺旋状に重なる。花筒の上部には糸状に細かく裂けた付属体がある。雄しべは5個で花筒の上部につく。葯は長い毛状となり、互いに接して柱頭と合着し、基部にはかたい刺状の付属体がある。萼は5裂し、萼片は長さ5~6㎜の披針形で先端は尖る。花の色は変化が多く、淡紅色のほか、白や紅色、八重咲きもなどもある。果実は長さ10~14㎝の線形の袋果で直立する。種子の両端には淡褐色の長毛が密生する。有毒植物用途:庭木、公園・街路樹・緑化樹、強心剤。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


東京・新宿御苑のサカキ(榊)の花  2015年6月4日(木)

2015年06月05日 | 植物図鑑

2015年6月4日(木)、一般財団法人国民公園協会新宿御苑(東京都新宿区内藤町11)に行ってきました。あまり時間がなかったので、入場する際にいただいた「環境省国民公園・新宿御苑のみどころ・初夏」に記載されていた開花中の花を重点的に見て回りました。ユリノキ、バラ、タイサンボク、アジサイ、ナツツバキ、アメリカキササゲ、ビョウヤナギ、マテバシイ、サツキ、ドクダミなどがありました。

新宿御苑には「千駄ヶ谷門」から入園しました。日本庭園中の池に向かって歩いていたら、散策路沿いに植栽されているサカキ(榊)/マサカキが、白い小さな花を沢山咲かせていました。

開館時間:9:00~16:30、入園料:一般200円、小・中学生50円。  

 サカキ(榊) ツバキ科 サカキ属 Cleyera japonica

別名:マサカキ。山地に自生するが、生け垣や公園などにも広く植えられ、神社の境内にも多い。古くから枝を神事に用い、玉串として神棚に供える。関西ではサカキを神棚に供え、関東ではヒサカキが多い。常緑高木で高さは5~10m。樹皮は淡灰褐色。葉は互生し、長さ6~10㎝の卵状長楕円形で厚くて光沢がある。縁は全縁。枝先の冬芽が弓状に曲がるのが特徴。5~7月、葉のつけ根に直径1.5㎝ほどの白い花が下向きに1~4個ずつつく。花弁は5個。果実は直径約4~8㎜の球形で光沢のある黒色に熟す。用途:庭木、器具材。分布:本州(関東地方南部以西)、四国、九州、沖縄、アジア東南部。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より] 


東京・新宿御苑のサンゴシトウ(珊瑚刺桐)/ヒシバデイコ 2015年6月4日(木)

2015年06月05日 | 植物図鑑

 2015年6月4日(木)、一般財団法人国民公園協会新宿御苑(東京都新宿区内藤町11)に行ってきました。あまり時間がなかったので、入場する際にいただいた「環境省国民公園・新宿御苑のみどころ・初夏」に記載されていた開花中の花を重点的に見て回りました。ユリノキ、バラ、タイサンボク、アジサイ、ナツツバキ、アメリカキササゲ、ビョウヤナギ、マテバシイ、サツキ、ドクダミなどがありました。

「大木戸門」の近くにある大温室には、時間がないので入りませんでしたが、外に植栽されているサンゴシトウ(珊瑚刺桐)/ヒシバデイコが、濃赤色で旗弁が完全に開かない、筒状の花を多数つけていました。開館時間:9:00~16:30、入園料:一般200円、小・中学生50円。  

 サンゴシトウ(珊瑚刺桐)/ヒシバデイコ マメ科 デイコ属 Erythrina ×bidwillii

19世紀にオーストラリアで、草本のエリツリナ・ヘルバケアE.herbaceaとアメリカデイコを交配してつくられた品種。ヒシバデイコ(ヒシバデイゴ)とも呼ばれる。高さ3~4mになる。全体に無毛。小枝は褐色を帯びた緑色。葉は3出複葉で互生する。小葉は洋紙質で、頂小葉が一番大きく、長さ約8~11㎝の菱形状広卵形で、葉柄や裏面の脈上に刺がある。側小葉は幅がやや狭い。葉柄は暗紫赤色で長く、時に刺がある。6~9月、枝先の総状花序に多数の赤紫色または暗赤紫色(濃赤色)の花をつけるが、旗弁は完全に開かず、花は筒状。豆果は木質で鎌形をしており、暗褐色に熟す。用途:庭木、街路樹、庭園樹、鉢植え、花材。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より] 


東京・新宿御苑のアメリカデイコ / カイコウズ(海紅豆) 2015年6月4日(木)

2015年06月05日 | 植物図鑑

アメリカデイコ:花は逆さにつく。

2015年6月4日(木)、一般財団法人国民公園協会新宿御苑(東京都新宿区内藤町11)に行ってきました。あまり時間がなかったので、入場する際にいただいた「環境省国民公園・新宿御苑のみどころ・初夏」に記載されていた開花中の花を重点的に見て回りました。ユリノキ、バラ、タイサンボク、アジサイ、ナツツバキ、アメリカキササゲ、ビョウヤナギ、マテバシイ、サツキ、ドクダミなどがありました。

「大木戸門」の近くにある大温室には、時間がないので入りませんでしたが、外に植栽されているタアメリカデイコ/カイコウズ(海紅豆)が、濃紅色の蝶形花を沢山咲かせていました。開館時間:9:00~16:30、入園料:一般200円、小・中学生50円。 

アメリカデイコ/カイコウズ(海紅豆) マメ科 デイコ属 Erythrina crista-galli

 ブラジル原産の落葉低木~小高木。カイコウズ(海紅豆)とも呼ばれる。日本には江戸時代に渡来し、関東地方南部以西の暖地で庭木や街路樹、公園樹として植えられている。鹿児島県の県木。枝や葉柄、葉の主脈には先が曲がった小さな刺がある。葉は長い柄のある3出複葉で互生する。小葉は長さ10~15㎝の卵状楕円形で、裏面は白っぽい。6~9月、枝先に総状花序を出し、濃(深)赤色の蝶形花を開く。花は長さ約5㎝で、逆さにつく。旗弁は倒卵形で大きく、下向きに開く。翼弁は小さい。豆果は長さ10~15㎝。用途:庭木、街路樹、公園樹、鉢植え、花材。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

 


東京・新宿御苑のタイサンボク(泰山木) 2015年6月4日(木)

2015年06月05日 | 植物図鑑

2015年6月4日(木)、一般財団法人国民公園協会新宿御苑(東京都新宿区内藤町11)に行ってきました。あまり時間がなかったので、入場する際にいただいた「環境省国民公園・新宿御苑のみどころ・初夏」に記載されていた開花中の花を重点的に見て回りました。ユリノキ、バラ、タイサンボク、アジサイ、ナツツバキ、アメリカキササゲ、ビョウヤナギ、マテバシイ、サツキ、ドクダミなどがありました。

「新宿門」の近くや「レストハウス」の近くなど何か所かに植栽されていたタイサンボク(泰山木)が、枝先に白い大きな花を開いていました。花弁が9個のように見えるが、外側の3個は本当は萼片である。

開館時間:9:00~16:30、入園料:一般200円、小・中学生50円。

タイサンボク(泰山木)モクレン科 マグノリア(モクレン)属 Magnolia grandiflora 

北アメリカ原産の常緑高木。日本には明治初期に入り、庭や公園などに植えられている。高さは10~20mになる。樹皮は暗褐色。葉は互生し、長さ10~20㎝の長楕円形で、厚くて硬く、表面には光沢がある。裏面には鉄錆色の毛が密生している。5~6月、枝先に直径10~15㎝の白い大きな花を開く。花には強い芳香がある。果実は袋果が集まった集合果で」、長さ10~15㎝。袋果の中には赤い種子が2個ずつ入っている。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]