peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

萩博物館&ナツミカン(夏蜜柑) 2015年6月1日(月)

2015年06月21日 | 史跡、名所、

2015年6月1日(月)、クラブツーリズム(株)主催の「テーマのある旅・歴史への旅(コース番号:40461 話題のドラマの時代背景・舞台をめぐる長州・石州口の戦い 幕末の萩・津和野・益田をたずねて3日間」のツアーが催行されることになったので、妻と共に参加しました。

羽田空港発10:55時が、到着が遅れたことにより15分ほど遅れましたが、萩・石見空港に12:10時頃無事到着しました。 

 この日最初の見学地とされていた「萩博物館」は、3日目の最後に予定されていた「益田市立歴史民俗資料館」に変更されましたが、その後はほぼ予定通りに進行しました。萩博物館(山口県萩市堀内355)到着15:00時頃。

 

(上と下)有料駐車場に駐めたバスから100mほど先にある萩博物館の東口目指して歩きます。

(上と下)田中大将の銅像:大陸への強硬路線を打ち出した山県閥最後の総理大臣・田中義一(たなか・ぎいち)1864~1929年、[総理就任期間]26代、昭和2年(1927)・64歳~昭和4年7月2日、通算805日、立憲政友会所属。

(上)萩博物館(萩市大字堀内355番地)の正面入口

[ホームページ:http://www.city.hagi.lg.jp/hagihaku/ ]

 (上)この3日間のバスツアーの講師である一坂太郎氏の講義を受けました。予習をして行ったので良く理解できました。

一坂太郎(いちさか・たろう):1966年兵庫県生まれ。萩博物館特別学芸員、至誠館大学特任教授、防府天満宮歴史館顧問。著書に『高杉晋作』(角川ソフィア文庫)、『長州奇兵隊』『幕末歴史散歩東京編』『幕末維新の城』(中公新書)、『司馬遼太郎が描かなかった幕末』(集英社新書)など多数。

萩博物館の内庭に沢山植栽されているナツミカン(夏蜜柑)の木が、黄橙色に熟した果実を沢山付けていました。この夏蜜柑は山口県が発祥地だそうです。

 ナツミカン(夏蜜柑)ミカン科 ミカン属 Citrus natsudaidai

別名:ナツダイダイ。 柑橘類の原産地はインドのアッサム地方を中心とするアジア南東部と考えられている。これが東南アジアや中国に広がり、中国では多様な品種が生まれた。日本にも中国から伝わった記録が『古事記』に見られ、それは今のダイダイに近いものではないかと考えられている。

ナツミカン(夏蜜柑)は、明治時代に山口県萩市に普及し、全国に広まった。原木は山口県長門市にあり、天然記念物に指定されている。高さ3~6mになる常緑小高木。葉は長さ約10㎝の楕円状披針形で、葉柄に狭い翼がある。5月に枝先の葉腋に直径3㎝ほどの白色5弁の花を開く。果実は直径12㎝の扁球形で400~500グラム。翌年の4~6月に黄色に熟す。皮は厚くて剥きにくく、小さなでこぼこが多い。果肉は多汁で酸味が強く、苦味もあるので、ジュースやマーマレード向き。最近はナツミカンより酸味の少ないアマナツ(甘夏)の登場で、ナツミカンの栽培は少なくなってしまった。[山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]