peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

奥州市えさし郷土文化館の特別展&ヒルザキツキミソウ(昼咲き月見草) 2015年6月12日(金)

2015年06月17日 | 植物図鑑

2015年6月12日(金)、奥州市のえさし郷土文化館(奥州市江刺区岩谷堂字小名丸102-1)で開催中の特別展「騒動~江刺の近世事件簿~」[4/25(土)~7/5(日)]を妻と一緒に観に行ってきました。本展は、仙台藩の奥郡であった江刺地方に起きた事件の幾つかを紹介するものでした。

上と下の錦絵に描かれているのは、17世紀後半に起きた仙台藩の「伊達騒動(寛文事件)」をモデルにした歌舞伎の演目「伽羅先代萩」の名場面。

(上のポスターの上辺)伽羅先代萩 御殿の場:歌川豊国(香蝶楼・一陽齊)3枚続 紙本着色 南鱗文庫蔵 江戸時代。

(下)金花山伊達乃聞書 御殿の場:歌川國貞(香朝楼)画 3枚続 紙本着色 南鱗文庫蔵 明治23年(1890)。

 

ヒルザキツキミソウ(昼咲き月見草) アカバナ科 オエノセラ(マツヨイグサ)属 Oenothera speciosa

北アメリカ、テキサス、モンタナなどに自生する一年草または多年草(宿根草)。昼間も花が開いているのでこの名がある。大正時代に日本に入ってきて、花壇などに植えられているほか、野生化しているものも見られる。高さは30~60㎝。葉は細長く、縁には浅い波状の鋸歯がある。5~7月、直径3~5㎝ほどの淡いピンクの花が咲く(ツキミソウに良く似たかわいい花が咲く)。花が白色のものもある。花弁は4個あり、基部は黄色を帯びる。萎(しぼ)むと、ピンクの花も白い花も赤みを帯びる。栽培:繁殖は実生または株分け。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の野草」より]