peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

東京・旧古河庭園のブラシノキ 2015年5月30日(土)

2015年06月07日 | 植物図鑑

2015年5月30日(土)、今年数え年77歳になった私の「喜寿のお祝い」だといって、娘たち2人が、国指定名勝・旧古河庭園(東京都北区西ケ原1-27-39)に連れて行ってくれました。老妻と共にありがたく見せてもらいました。

石造りの洋館の前庭に植栽されている3本ほどのブラシノキが、盛りは過ぎたものの未だ沢山赤い色の花をつけていました。

 ブラシノキ フトモモ科 ブラシノキ属 Callistemon speciosus

 オーストラリア原産の常緑低木~小高木。長い雄しべがよく目立ち、ブラシのように見えるのでこの名がある。学名のままに「カリステモン」とも呼ばれる。日本には明治中期に渡来し、暖地に栽培される。高さは普通2~6m、時に12mになる。葉はかたい革質で長さ8~10㎝の狭披針形。5~6月、本年枝の先に長さ5~10㎝の穂状花序を出し、小さな花を沢山つける。雄しべの花糸は赤色、葯は黄色。花弁や萼は開花後すぐに落ち、多数の雄しべが残り、ブラシのように見える。果実は直径1㎝ほどの球形で枝をびっしりと覆い、そのまま数年間残る。良く似たマキバブラシノキC.rigidusは葉の幅が広く、葯は暗紅色。用途:庭木、鉢植え、花材。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]