青柳暢子(黒島結菜)と矢作知洋(井之脇海) (C)NHK
NHK朝ドラあすの「ちむどんどん」9月15日OA第114話あらすじ 課題をクリアし営業再開日を迎えた暢子(黒島結菜)は…(iza 2022/09/14 08:15)
沖縄料理に夢をかけるヒロイン、青柳暢子(黒島結菜)とそのきょうだいたちの姿を描くNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(総合など)の第114話が15日、放送される。
沖縄が本土復帰した1972年、料理人を目指して沖縄・やんばるから上京した暢子は、大叔母の大城房子(原田美枝子)が経営する銀座の一流レストラン「アッラ・フォンターナ」で修行を重ね、79年、和彦(宮沢氷魚)と結婚。その披露宴で沖縄料理店を開くという夢を見つけた暢子だったが、独立後に妊娠が判明したため、フォンターナ時代の先輩、矢作知洋(井之脇海)が暢子を手伝うことになった。さらに妹の比嘉歌子(上白石萌歌)も上京しスタッフに加入。その年9月、東京・杉並に暢子の店「ちむどんどん」がオープンした。
しかし、店は3カ月で赤字に転落。暢子は一旦休業し、メニューなどの見直しに着手した。母、優子(仲間由紀恵)と姉、石川良子(川口春奈)の協力もあり、暢子は新しい味に手応えを感じたが、看板メニューとなる沖縄そばの味が決まらなかった。カギは「皮付きの豚肉」だった。
ドラマは第23週「にんじんしりしりーは突然に」(第111~115話)が放送されており、暢子が希望する豚肉を東京で手に入れるのは難しかった。暢子や矢作が頭を悩ませていると、そこに猪野清恵(佐津川愛美)が入店してきた。清恵は、暢子の兄、賢秀(竜星涼)が働く千葉の猪野養豚場の娘。賢秀に離婚歴などの過去を知られ大げんかになり、家を飛び出し、近くのスナックでホステスをしていた。
暢子から試食を頼まれた清恵はどれもおしかったと感想を述べたが、物足りない点として、豚肉をあげた。すると清恵は、自分が持っていた豚肉を「知り合いの養豚場のもの」と言って渡し、そのまま店をあとにした。中には皮付き肉が入っており、味も絶品。暢子は「最高の豚肉!」と目を輝かせたが、清恵に連絡先を聞くのを忘れたため、豚肉がどこに行けば手に入るのかが分からなかった。
一方の賢秀は、清恵を追って上京。偶然「ちむどんどん」の前で清恵と鉢合わせしたが、清恵は賢秀の顔を見るなり、その場から逃げ出した。その後、賢秀は、女性を探しているとして暢子たちに1枚の写真を見せた。写っていたのは清恵。暢子は賢秀の言動から、兄が彼女のことが好きだと直感。沖縄県人会会長の平良三郎(片岡鶴太郎)もその背中を押し、賢秀は、清恵に自分の気持ちを伝えることを決意した。
第113話(14日放送)で、思いの丈を真心をこめて清恵にぶつけた賢秀。「お前を迎えに来た」と告げるが、清恵はなぜ追いかけてくるのかと戸惑った。賢秀は子供の頃、暢子が東京の親戚に引き取られることになり、土壇場で引き留めたことを思い出し、その時にこれから何があっても大切な人を手放さないと決めたと伝えた。
賢秀は「大好きだからずっと一緒にいたい」と告白し、離婚歴を知り「嘘つきの最低女」と口走ってしまったことを謝った。そして「人間はやり直せる。お前とやり直したいわけよ!」と力を込めた。
しかし、清恵はその思いに応えることがことができず、賢秀は1人で千葉へと戻った。清恵の父、寛大(中原丈雄)に、清恵の分までここで働き、骨を埋める覚悟だと話していたところに清恵が帰ってきた。清恵はスナックのママに「好きな人のところに帰ります」と伝え、戻ってきたという。2人は強く抱きしめ合った。
その後、賢秀は猪野養豚場で働いていることを暢子らに説明した。
第114話で、「ちむどんどん」は、賢秀と清恵の協力で猪野養豚場の肉を仕入れることになる。課題となっていた「沖縄料理に適したおいしい豚肉を調達すること」を解決した暢子は、沖縄そばも完成させ、ついに営業再開日を迎える。初日の客の入りは…。