peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

シナヒイラギ(支那柊)/ヒイラギモチ(柊黐) 2009年1月27日

2009年01月29日 | Weblog
一関市東山町のシナヒイラギ(支那柊)
/ヒイラギモチ(柊黐) 2009年1月27日




2009年1月27日(火)、一関市東山町長坂字西本町にある東山支所
(旧・東山町役場)のすぐ近くにある民家の庭に植えられている
シナヒイラギ(支那柊)/ヒイラギモチ(柊黐)が、朱赤色の実を
沢山つけていました。







シナヒイラギ(支那柊)モチノキ科 モチノキ属
Ilex cornuta
中国原産の常緑低木で高さ2~5mになる。ヒイラギモチ(柊黐)、
ヒイラギモドキ、チャイニーズ・ホリー
とも呼ばれ、
公園や庭などによく植えられている。
葉は互生し、長さ4~8㎝、幅2~3㎝のほぼ長方形で、厚くて光沢があり、
先端と左右4端に鋭いトゲ(刺)がある。葉が楕円形~狭卵形のものもあ
るし、成木では刺のない葉も見られる。

4~6月、葉腋に黄緑色の小さな花が咲く。雌雄別株。果実は直径1㎝
ほどで、秋に赤く熟す。

ヒイラギモチ(柊黐)/シナヒイラギ(支那柊)

2009年01月29日 | Weblog
陸前高田市広田町のヒイラギモチ(柊黐)
/シナヒイラギ(支那柊)の赤い実 2008年1月17日




2008年1月17日(木)、陸前高田市広田町(広田半島)の民家
の前に真っ赤な実を沢山つけた「ヒイラギモチ(柊黐)/シナ
ヒイラギ(支那柊)」がありました。





一関市東山町のヒイラギモチ(柊黐)
/シナヒイラギ(支那柊)の赤い実 2005年11月17日


2005年11月17日、一関市東山町長坂の民家の庭の「シナヒイラギ
(支那柊)」が朱赤の果実を沢山つけていました。





シナヒイラギ(支那柊)モチノキ科 モチノキ属
 Ilex cornuta
中国原産の常緑低木。「ヒイラギ」の和名がついているが、モチノキ科
モチノキ属の樹木である。「ヒイラギモチ」とも呼ばれ、公園や庭などに
よく植えられている。

高さは2~5m。葉は互生し、長さ4~8cm、幅2~3cmのほぼ長方形で、厚く
て光沢があり、先端と左右4端に鋭い刺がある。成木では刺のない葉も見ら
れる。

花期は4~6月。黄色を帯びた小さな花が咲く。雌雄別株。果実は直径1cm
ほどで、秋に赤く熟す。

冬のクマザサ(隈笹)

2009年01月28日 | Weblog


12月2日、北上市の詩歌の森公園を散策したとき、きれいに隈取りされた「クマザサ(隈笹)」を見つけました。この白い隈取りは冬になって寒くなると鮮やかに現れ、夏場は緑葉になるそうです。


クマザサ(隈笹)イネ科 ササ属 Sasa veitchii var.veitchii
冬になると葉のふちが枯れ、白く(または黄色く)隈どったようになるのでこの名がある。「熊笹」と思っている人が多いが、正しくは「隈笹」である。

耐寒性常緑宿根草で冬葉のくっきりした隈取りが美しいので庭園の植え込み、グランドカバーなど観賞用に広く植えられているが、京都の鞍馬山や大原などには自生しているという。根もとでまばらに枝分かれして、高さ1~1.5mになる。

 茎(稈)は節と節の間より長い竹の皮に包まれ、竹の皮には長い毛がある。枝は節から1個ずつ出る。葉は枝先に4~7個ずつつき、長さ10~25cmの長楕円形で、先は急に尖り、基部は丸い。分布:本州(京都府)

 なお、学名の「Sasa」は、日本名の「ササ(笹)」に由来するという。また、「ササ(笹)」と「タケ(竹)」の相違点は、「タケ(竹)」は成長するにつれて途中の段々部分[稈(かん)]の「皮」が落ちてなくなるもので、「ササ(笹)」は稈の「皮」がいつまでたっても残っているものとのこと。

キヅタ(木蔦)

2009年01月28日 | Weblog
一関市東山町長坂のキヅタ(木蔦) 2008年1月4日


2008年1月4日(金)、一関市東山町長坂字久保の農家の屋敷沿い
に「キヅタ(木蔦)」が実をつけていました。山も野原も里も雪に
覆われている中で、常緑の葉が美しく見えます。





一関市東山町のキヅタ(木蔦)の花と実 2005年9月30日


2005年9月30日、一関市東山町長坂字東本町のJR大船渡線のガード下
の岩場に咲いていた「キヅタ(木蔦)」の花が、11月10日には実を結
んでいました。これから黒く熟すのでしょう。




キヅタ(木蔦)ウコギ科 キヅタ属 Hedera rhomdea
山野に生える常緑のつる性木本。常緑なので「フユヅタ(冬蔦)」
の名もある。茎から多数の気根を出して木や岩などに這いのぼる。

葉は互生し、長さ3~6cmの菱形状卵形で、表面は光沢がある。若い
枝の葉は3~5つに切れ込む。

花期は10~11月。黄緑色の小さな花が直径3cmほどのボール状に集ま
ってつく。花は直径4mmほど。果実は直径6~7mmの球形で、翌年の春
に黒く熟す。

 キヅタの仲間は、実生では時間がかかるので挿し木で増やす。
 分布:北海道(南部)~沖縄

ヤブコウジ(藪柑子) 2009年1月21日

2009年01月28日 | Weblog
一関市中央町のヤブコウジ(藪柑子)
2009年1月21日




2009年1月21日(水)、一関市中央町にある民家の小さな庭に植えら
れたヤブコウジ(藪柑子)が、赤い球形の実をつけていました。



ヤブコウジ(藪柑子)ヤブコウジ科 ヤブコウジ属
Ardisia japonica
山地の木陰によく群生し、高さ10~40㎝ほどになる常緑小低木。匍匐
茎で地被状に地面をおおい、地下茎を伸ばして殖えるので、大木の下
植えにしたり、鉢植えにされる。日陰に耐えるグラウンドカバー材料
としてよく利用される。

葉は常緑、3~4枚が輪生状に互生し、長さ4~13㎝の長楕円形で、縁
に細かい鋸歯があり質はかたい。

7~8月、葉や鱗片葉の腋から花序を出し、直径5~8㎜の花を散形状に
2~5個下向きに開く。花冠は乳白色で5裂する。雄しべは5個。雌しべは
1個。果実は直径5~7㎜の球形で、10月頃赤く熟す。

葉形や葉色などの変化が大きいので、江戸期から選抜された多くの品
種が生まれている。特にヤブコウジ特有の葉形の変化がおもしろく、
「縮緬cv.Chirimen」や「東雲cv.Shinonome」「枇杷錦cv.Biwanishiki」
「紅雪錦cv.Kousetsunishiki」「御代錦cv.Miyonishiki」「三保の松
cv.Mihonomatsu」など、斑入り品種も多く栽培されているという。

[栽培]乾燥には弱いので注意が必要。繁殖は地下茎、挿木。

分布:北海道(奥尻島)、本州、四国、九州、朝鮮南部、中国、台湾。