2011年11月18日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行きました。午前中に見学した本館(管理棟)の「展示室」には、様々なシクラメンなどが展示されていましたが、それらの中に’ボニー’Chlorophytum comosum 'Bonnie'という名札をつけたオリヅルラン(折鶴蘭)が1鉢だけありました。細長い葉の中央が白くて両側が緑色でした。「ナカフオリヅルラン(中斑折鶴蘭)」か「ナカフヒロハオリヅルラン(中斑広葉折鶴蘭)」と思われます。
ユリ科 オリヅルラン(クロロフィツム)属 Chlorophytum:北アメリカとヨーロッパを除いた大陸に分布する多年草で、約215種が知られている。地下に多数の太い多肉質の根を持ち、それにつく葉は細長くて、多数が群生する。花は直立または下垂する花茎につき、白花が多い。
クロロフィツム・コモスム ユリ科 オリヅルラン(クロロフィツム)属 Chlorophytum comosum
西アフリカ原産の多年草で、オリヅルラン(折鶴蘭)の和名がある。長さ20~30cmの葉を群生し、樋(とい)のような形をし、先が下垂する。葉腋より長い花茎を出し、白花をつけるが、花後、その先に子株をつくり、やがてその子株の基部から気根が出て、新しい株となる。その子株のついた姿がオリヅル(折鶴)に似ていることから「オリヅルラン」の名前がつけられたという。
一般には斑入り品種の栽培が多く、ヴァリエガツムcv.Variegatum は’ソトフオリヅルラン(外斑折鶴蘭)’の和名があり、葉縁に白色の斑が入る。ピクツラツム’Picturatumは’ナカフヒロハオリヅルラン(中斑広葉折鶴蘭)の和名があり、葉の中央に幅の広い白斑が入った葉をつける。同じ中斑が入るが、幅の狭いものは’ウィツタツム’cv.Vittatumといい、和名は'ナカフオリヅルラン(中斑折鶴蘭)’という。
ほかにアフリカ原産で、和名を’シャムオリヅルラン’という’ビケティー’Chlorophytum bichetii がある。葉は長さ20cmほどで平たく、質は薄い。葉の両側に白色斑が入る。ほかの種類に比べてやや弱い。
管理:耐寒性が強く、最低5℃で越冬するが、葉が傷むので、冬は室内に置く。花壇や温室内に地植えにするが、コモスムcomosumやその品種は吊り鉢仕立てにする。多肉質の根があって、乾燥に強いが、斑入り品種はやや日陰がよい。株分けで殖やす。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」より]
http://rodo17.blog76.fc2.com/?tag=%A5%AA%A5%EA%A5%C5%A5%EB%A5%E9%A5%F3%A1%A6%A5%DC%A5%CB%A1%BC [すてきな葉っぱたち オリヅルラン・ボニー]
http://tenant.depart.livedoor.com/t/musashinokadan/item4954110.html [オリヅルラン・ボニー:武蔵野花壇2世]
http://www.kanyoplant.com/ichiran/orizururan.html [オリヅルラン:観葉植物一覧]
http://herberry.exblog.jp/11139831/ [ほぼ鉢植えガーデン:オリヅルラン・ボニーの株分け&植替え]
http://aquiya.skr.jp/zukan/Chlorophytum_comosum.html [オリヅルラン(草木図譜)]
http://item.rakuten.co.jp/onesgarden/10000360/ [楽天市場:ミニ観葉植物:オリヅルラン・ボニー4号鉢:今までにないくるくるカールの葉っぱ♪]