peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

東北自動車道「紫波SA」のコブシ(辛夷) 2015年4月28日(火)

2015年04月29日 | 植物図鑑

2015年4月28日(火)、小岩井農場(岩手郡雫石町丸谷地36-1)まきば園内で開催中[2014年11/8(土)~2015年5/31(日)]の「時空をこえる本の旅~東洋文庫の世界~展」を見ながら、有名な小岩井農場の一本桜を見るために妻を乗せて、高速道路を通って行ってきました。「ガイド付きバスツアー小岩井農場めぐり」に参加して農場内を案内していただきました。

 東北自動車道下り線紫波SAでトイレ休憩したとき、レストランの隣接地に植栽されているコブシ(辛夷)が、盛りは過ぎていましたが、未だ見応えがある状態でした。

 コブシ(辛夷) モクレン科 マグノリア(モクレン)属 Magnolia kobus

 山野に生える落葉高木。高さは15mほどになる。樹皮は灰白色~灰褐色で滑らか。葉は互生し、長さ6~13㎝の広倒卵形で、先は短く突き出る。花期は3~4月。ハクモクレン(白木蓮)と前後して芳香のある白い花を開く。花は直径6~10㎝で、花のすぐ下に葉が1個つくのが特徴。花弁は6個で、基部はやや赤みを帯びる。萼片は小さい。良く似たハクモクレンは花弁6個と萼片3個が色も形も同じで、花弁が9個あるように見えることで区別できる。果実は長さ5~10㎝で、熟すと割れて赤い種子が弾け出る。北海道や本州北部の花や葉が大きいものをキタコブシという。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

 

 


一関市狐禅寺のカラスノエンドウ(烏野豌豆) 2015年4月24日(土)

2015年04月28日 | 植物図鑑

(上2つ)クローズアップしたカラスノエンドウ(烏野豌豆)の花、紅紫色の蝶形花で野菜のエンドウの花にそっくりです。

2015年4月24日(土)、一関市狐禅寺のイオン一関店・体育館側入口前の道路から一関市総合体育館の裏側にある道路沿いに群生したカラスノエンドウ(烏野豌豆)が、紅紫色の花を沢山咲かせていました。

 カラスノエンドウ(烏野豌豆) マメ科 ソラマメ属 Vicia angustifolia var.segetalis

 豆果の莢(さや)が熟すと真っ黒になるのをカラス(烏)にたとえた名前。葉の先が矢筈状に凹んでいることから、「ヤハズノエンドウ」ともいう。野原や畑、道ばたなど、日当たりの良い所に普通に見られるつる性の1~2年草。葉は羽状複葉で、先端に3つに枝分かれした巻きひげがある。葉のつけ根の托葉には蜜腺があり、アリ(蟻)がよく蜜をなめに来る。小葉は4~8対。3~6月、葉のつけ根に紅紫色の蝶形花が1~3個ずつつく。花は長さ1.5㎝ほど。豆果は長さ3~5㎝で無毛で上を向く。分布:本州~沖縄。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

 


一関市狐禅寺のハナミズキ(花水木)/アメリカヤマボウシ 2015年4月24日(土)

2015年04月27日 | 植物図鑑

 

2015年4月24日(土)、一関市狐禅寺のイオン一関店・体育館側入口の道路向かい側に植栽されているハナミズキ(花水木)/アメリカヤマボウシが、白い花(花弁のように見えるのは総苞片)を沢山咲かせていました。

 

 

ハナミズキ(花水木) ミズキ科 ミズキ属 Cornus florida

 別名:アメリカヤマボウシ(アメリカ山法師)。米国東海岸からメキシコにかけて分布する落葉小高木~高木。日本には明治中期に渡来した。1912年に当時の東京市長・尾崎行雄がワシントンに桜を贈り、その返礼に東京に贈られた木として良く知られている。最初は植物園や公園に植えられる程度だったが、最近では庭木や街路樹として各地に広く植えられている。花が赤や黄色のもの、斑入り葉など園芸品種も多い。米国のバージニア州、ノースカロライナ州の州花。英名はFlowering Dogwood。

高さ5~12mになり、よく分枝する。樹皮は灰黒色で、松の樹皮のような細かな亀裂が入る。若枝は初め毛があり、紫褐色を帯びる。冬芽は緑色を帯びた赤褐色の鱗片に包まれ、側芽は対生する。葉芽は長さ3~7㎜の卵形で先は尖る。花芽は枝先につき、直径約6㎜の半球形。葉痕は三日月形または半円形で、葉柄の一部が残る。葉は長さ7~15㎝の卵形または広卵形で全縁。先は尖り、基部は広いくさび形または円形。裏面は粉白色を帯び、脈上に毛がある。側脈は6~7対ある。秋に美しく紅葉する。

4~5月、黄緑色の小さな花が15~20個集まった球形の頭状花序をつくる。白い花弁状の総苞片は広倒卵形で長さ4~6㎝と大きく、先端は凹む。

果実は核果で長さ約1.2㎝の楕円形。枝先に数個集まってつき、10月頃光沢のある深紅色に熟す。種子は2個あり、長さ約1㎝の紡錘形で淡褐色。用途:庭木、街路樹、花材 分布:北米、メキシコ。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

 


一関市中里(石畑)のハナミズキ(花水木) 2015年4月24日(土)

2015年04月27日 | 植物図鑑

 

2015年4月24日(土)、コープ一関コルザと回転寿司の吉平(一関市中里・石畑)の間にある道路の街路樹として植栽されているハナミズキ(花水木)が、淡紅色の花を沢山咲かせていました。

 

 ハナミズキ(花水木) ミズキ科 ミズキ属 Cornus florida

 北アメリカ原産の落葉小高木~高木で、「アメリカヤマボウシ(アメリカ山法師)」ともいう。1912年に東京からワシントンに桜を寄贈した返礼に贈られたもので、現在では庭木や街路樹として広く植えられている。ヤマボウシに似ているが、花びらのように見える総苞片の先が凹んでいる。高さは5~12m。葉は長さ5~15㎝の卵形。花びらのように見えるのは総苞片で、本当の花は中央の粒々で小さい。花期は4~5月。原種の総苞片は白色だが、淡紅色や紅色などの園芸品種もある。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

 

 


一関市「遊水地記念緑地」のムラサキサギゴケ(紫鷺苔) 2015年4月24日(金)

2015年04月27日 | 植物図鑑

2015年4月24日(金)、一関遊水地記念緑地に立ち寄りました。「桜前線」でお馴染みのソメイヨシノ(染井吉野)は葉桜になっていましたが、サトザクラ・衣通姫(そとおりひめ)など数種類の桜が満開で見ごろになっていました。

また、桜の木の根元などにはムラサキサギゴケ(紫鷺苔)が花を沢山咲かせていました。 

 ムラサキサギゴケ(紫鷺苔) ゴマノハグサ科 サギゴケ属 Mazus miquelii

 田んぼの畦道などの湿った所に多い多年草。走出枝(ランナー)を出して四方に広がる。根元の葉は長さ4~7㎝、幅1~1.5㎝の倒卵形または楕円形で、縁には不揃いの鋸歯がある。走出枝につく葉は小さい。4~5月、淡紫色または紅紫色の花が咲く。花は長さ1.5~2㎝の唇形で、上下2唇に分かれ、下唇のほうが大きい。下唇の中央部に黄褐色の模様がある。

花が白いものもあり、サギゴケ(鷺苔)またはサギシバ(鷺芝)という。分布:本州~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]