WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

押立保育園の運動会 2

2005-10-08 | しろかねも くがねも玉も何せむに…
問題の「デモンストレーション」…
マットの後転、前転→トランポリン閉脚、開脚→逆上がり→平均台→跳び箱
これらを障害物競争のように、トラックの上で順番に行っていくというものです。
コレは、運動神経のいい子供にとってはハレの舞台。かろやかにできる子供は、観客の歓声のシャワーを浴びます。
でも、それらがひとりで全部できる子供はほんの一部じゃ~ん。
マットのところにも、鉄棒のところにも、先生がいて、回れない子供はみんなフォローして貰う。そして最後にポーズを決める、コレが重要なのです。ポーズはみんな、バッチリ! 脚を揃え、両手を指先までぴっと伸ばして、斜め上に上げて制止する。
以前、子供のお受験予備校で少しだけ仕事をしていたとき、マットレスや平均台などの指導のアシスタントもやりましたが、そこの子供達は、「できるようになること」ばかりに気持ちが向いていて、ポーズを決めることへの意識が低かった。その時、Takの保育園の体操の先生の指導の素晴らしさを改めて感じたものです。
できない子供はたくさんいて、「今、できるようになる途上」という意識でいるようです。Takの場合、「できない意識」が強い、完全主義者とまではいかくても、なんでも人前でできないことが他の子供より辛いと感じるらしい…
でも、今日は、何か吹っ切ったようで、前向きにやっているようでした。よかったよかった。
運動会が終わって解散してからのこの晴れやかな表情を見てやってください(#^_^#)

ところで…
本日は、お天気が不穏で、開催が危ぶまれました。
夜中に雨がざーっ…と降り出したときには、気分がどんよりしてしまいました~~
朝も、まだ止んだばかり…という感じで、雨雲が低く垂れ込めて、いつまた降り出してもおかしくないという感じ。
こういう時、主催者って、開催するかどうか決定するの、ものすごく悩むだろうなあ。
実は、私、野外LIVEを計画したことがあるのです。井の頭公演の野外ステージで…です。某大学軽音部から機材をお借りし、府中JCから、積み込み用トラックや、バッテリーなどなどをお借りし、カレーやさんで、おおきな寸胴いっぱいのカレーを仕込んでいただき、親しいお友達に、徹夜でオードブルを作っていただいて、軽食つきパーティーのスタンバイをしていたのです。前夜は嵐。一晩中眠れませんでした。
そして、当日朝の天気予報では、午後には晴れる…ということでしたが、午前中のセッティングの時間は雨が止みそうになく…
軽音部の友達も、JCの友達も、みんな早朝からスタンバって決行か中止かの指令を待っていました。
結局、早朝、楽器をレンタルすることになっていた楽器店から「この状態では貸し出しできない」という連絡を受けて、中止が決定しました。
その時の私は、「残念」というより、ホッとしました。自分に決定権があるということは、ものすごく重圧だった。誰か決めてくれ~!!という心境なのです。
結局、開始予定時間には晴れ渡りました。LIVEは中止になったけれど、行きつけのバーがお店を貸切りにしてくれ、そこで、用意していたカレーやオードブルを持ち込んでのパーティーをやらせて下さいました。めでたしめでたし。

雨が振りそうなイベントの前夜、いつも私は、この日のことを思い出します。

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押立保育園の運動会 1

2005-10-08 | しろかねも くがねも玉も何せむに…
Takの保育園の運動会が無事終わりました。
年長児の日本太鼓の演奏は凄かった。素晴らしかったです。
5、6歳児がこんなに心を合わせてアンサンブルができるのか…と、やっぱり私は涙がじわぁ~っっっっと出てしまった。
…というのも、夏休み前に太鼓の指導の見学に行ったときから比べて、それぞれの子供達が成長し、ものすごく上達していたのです。
太鼓のバチをみんながまっすぐに空に向かって打ち上げる姿は、も~~~思い出しただけでも涙が出てきます~~!!
すっごくグレードの高い演奏だったと思います。月謝を払って習っているサークルでもない、保育園の一般の子供達の演奏があんなにすばらしいとは! 
いつも練習しているホールから広い園庭に出て練習したとき、子供達はあまりの広さに戸惑って、一時的にアンサンブルがばらばらになったそうです。
以前見学したときに、先生から、「君たちのそんなふにゃふにゃのロケットでは、お空に飛んでいけない!もっとまっすぐに腕を上に伸ばして!!」と、ゲキを飛ばされていました。「ロケットどん!」というかけ声でバチを振り上げるところです。
以前、練習が仕上がってきた頃、「今日、太鼓でバチを上に振り上げたとき、はじめてバチが天まで届きそうに長いような気がした」とTakが言っていましたが、子供達の演奏を見ていると、本当に、1人1人が天に向かってバチを振り上げている、Takの言っていたことの意味がわかったような気がしました。

親としても、我が子の演奏は、凛々しかった!
子供達全員並んで礼をするところで目が合っても、にこりともせず、真剣そのものでした。母もその目を見て、真剣に見返してしまった。がんばれ!
彼はこれで、ひとつ大きな自信を得たと思います。


(写真の中央で小さめの太鼓を叩いているのがTak)
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