WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

「稔るほど頭を垂れる稲穂かな」

2008-09-11 | 光と風と旅


TOKYO帰省日記を書いている間にも、季節はどんどん移り変わり、朝晩は涼しい風が吹き渡っていくので、焦ってました(^_^;)
はやく私も夏にお別れして、秋モード、いや、クリスマスモードにならなくちゃって、、

次があるのです次が!!
CDリリースとLIVE。この二本立ては無謀ともいえる(@_@;)
でもなんとか帳尻をあわせるわよTAKAMIですもの!!
がんばらねばーーーーーヾ(。`Д´。)ノ


それからそれから、深刻な香川の「渇水」。

今、香川の市営プールは全面休業。スーパーの「アルカリイオン水」無料サービスも停止。学校給食は、お皿を洗わなくてもいい「紙ナプキン」によるパンの配膳が始まりました。(副菜はいまのところ従来どおり) 集合住宅への給水も50%カット…だったかな?

時々、ブログのお友達からお問い合わせを受けますが、香川は、大昔から瀬戸内でもとりわけ、、ってゆーか、日本一雨の少ない地域です。そのため、「ため池」が至るところにあります。
「ため池」とは、かんがい用の「人工池」です。
大昔から香川は、旱魃、飢饉に見舞われていたのです。「治水」のために、大規模な事業が大昔から行われていたのです。異常気象による一時的な水不足とは違います。

全国的に知られている「早明浦ダム」は、高知県にあります。
現在貯水率ゼロ。
香川には、大きな河川がないため、高知から徳島に流れる吉野川の上流に「早明浦ダム」を建設して、香川に工業、農業、水道用水を供給する事業が1950年代から計画され、63年着工、1975年にダムが完成しました。
私たちが小学生の頃、このプロジェクトが完成すれば、香川は、永久に水不足から解消されると習いました。
当時は、夏休みになると、家庭の水道の給水時間が制限されたり、時には24時間断水で、給水車が来る…ということもあったので、本当に水不足を心配しなくてもいい日がくるというのは、夢のようなことだったのです。
香川の子供達は、「水不足」を当たり前の日常として受け入れて育ってきたのです。

けれど、夢の早明浦ダムができても、「治水」は、そう簡単にはいきませんでした…

27年ぶりに香川に帰ってきたら、やっぱりここは、水不足の土地でした、、、









久々にランチがてら、讃岐平野をドライヴしました。
なんだかやっぱり懐かしかった。
私は、2年半をかけて香川県人に戻ったんだな~~(*^_^*)



稲は、そんな香川でも健気に育って、真っ直ぐに天を仰ぐ季節を越えて、頭を垂れる季節です。
命がとってもきれい。




一方、芒が、元気に香川の「乾いた空」に向かって伸びています。

今年の夏は、これまでの人生でいちばん暑かった。もぉ~~玄関から外に出るには、かなりの覚悟と装備が必要でした。
「温暖化」なんて生易しいもんじゃないよ、「地球灼熱化」だよもぉ~!!


植物たちは、ほんとに健気。もうまもなく、彼岸花がきっちりと咲くことでしょう。
きっとどんなに人間が地球をめちゃくちゃにしても、最後まで地球を守って生きていくんだろうな、、、


Comments (7)
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