土曜日はTakの造形教室の日、カルチャースクールのすぐ傍のパティオ風の場所で、なんだかイベントをやっているようだ。
覗いてみると、なんだか広場にダンボールを敷き詰めて、そこに、ダンボールや木で小屋や、壁、巨大なスケッチブックみたいなのが設置されていて、そこに靴を脱いで入って、自由にペイントしてもいいようだ。
こりゃ~なかなかおもしろそうだぞ…ってんで、ふらふらと吸い寄せられていったら、同窓生T氏に声をかけられた。
「おぉぉぉぉ~~っ!ナゼこんなところに!!」
T氏の子弟の香川大学の学生さんたちが参画しているそうで、その取材が行われていた。
「まちゆうえんち」というイベントの一部だった。
Takは、早速靴を脱いでダンボールを敷き詰めた広場に上がりこみ、紙コップに絵の具を入れてもらって、遊び始めた。
そのうち、絵筆ではもどかしく、手足に直接絵の具をつけて、べたべた、床や壁を塗り始める。まあ、当然の展開。
商店街には、屋台も出ている。
私は、インド料理の屋台に吸い寄せられて、ビールとサモサとタンドリーチキンをゲット。パラソルの下で、もぉ開き直ってまったりモードに…
ここはね、私の生家…つまり、実父の家兼スタジオのすぐ傍なのよ。徒歩30秒。
何度かご紹介した、82歳現役ダンス教師の父。
私は、小学4年生まで、この商店街をお庭のようにして、育ったのでした。
今ではドーナツ化現象で、この辺りの商店街は「シャッター通り」などと言われて、半ばスラム化してて、当時の賑わいは全くなくなってしまっていて、寂しい限り…だったのだけど、この日は、通りすがりの人、イベントに集まった人、かなりたくさんの人たちで賑わっていて、私が住んでいた頃の商店街を彷彿とさせて、なんだかタイムスリップしてしまいました。
私も、Takといっしょに、床に目玉おやじを描いて、足の裏が緑色になってしまった(^_^;)
Takの靴の中は緑色、シャツもズボンもすごいことになったけど、そんなん、全然いいじゃん! 楽しかったよ、ホント。
他にも、絵本は紙芝居の読み聞かせのママたちや、地元アーティストによる、作品の展示即売?など、たくさんの催しが商店街中であったようでした。
こんな魅力的な商店街も、2日間のイベントが終われば、また閑散と寂しくなってしまうんだろうなーー
ガンバレ商店街!
緑に染まり切った手。「カッパの手~♪窓からだして~~!!」と言われ、リクエストに応えた…の図(^_^;)
これからも、商店街に人々を呼び戻すイベントをたくさんやってほしいなー。
雨が降っても歩けるアーケードの下、そして歩けば必ず、知り合いに会う、コンパクトな高松の街のメインストリートの座を取り戻してほしい…と願います。