WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

ハート型・里芋コロッケ

2008-10-08 | 親子 ART LIFE

これは、Takが作ったハート型の里芋コロッケ。

「今日は里芋コロッケよ」
「え~~~っ、僕、じゃがいもコロッケがよかった」
…といいつつ、私が、コロッケに入れるねぎと鶏ささ身のたたいたヤツを炒めていると、Takは、味見をしにきた。
「うまいっ!」
「でしょでしょ。ウマイに決まってるじゃないの」

このお料理には、思い出があるのよ。
Takがまだ2歳か3歳の頃にね、競艇場のアパートにいた頃のこと。
ベネッセ(食材宅配)って覚えてる?
Takを保育園にお迎えにいって帰ってきたときに、届いていた本日のがコレだったの。
Takは「おなかすいた~~」と半べそをかいているのに、今日はこれからコレを作らされるのかよ…
コロッケって、ものすごくめんどくさいのよ。
お芋をゆがいて、つぶして、炒めたお肉やネギと混ぜるの。
Takは、ボウルに混ぜたところで、もう待ちきれなくて、コロッケになる前のヤツを、半分以上食べちゃったんだよ。

そんな話をしながら、大きな里芋を茹でていると、Takは、宿題をやりながら、手伝いたくてたまらない様子。

「宿題を済ませたら手伝って」
「そんなの無理。宿題が終わったら、もうお料理が出来てるよ」

しょうがない。じゃあ、ちゃんと手を洗ってから、ちょっとだけ手伝って。
甘いな私も…

茹で上がった里芋の皮を私が剥いて、ボウルに入れたら、Takがつぶす。
全部潰れたら、炒めたネギとささ身を加えて混ぜる。
小麦粉、卵、パン粉の順にまぶす。
これがTakの係り。
Takは、四角やハート型に形成しようとするので、時間がかかること!!
里芋は、ねばりがあるので、手のひらを適当に湿らせないと大変なことになる。
でも、おにぎりを握ったりの経験を生かして、手を濡らしたらぱんぱん!と叩いて余計な水分を払ってからタネをとって丸めるあたりは、かなりコツがわかってきてるな…


今、Takは「卒業うどん」という本を読んでいます。
京都の小学生3人組が、プチ家出をして、香川にうどんを食べにいくというお話。
この物語は、「いじめ」の問題も絡んでいて、小3のいじめられっ子「たっち」が、家出事件のあと、ちょっと成長して、4年生になったら、女の子ばっかりの「家庭科クラブ」に
入る…という場面があります。
「家庭科クラブって、料理をしたり、ミシンでいろんなものを作ったりするのが楽しそう」
といって、男1人で、果敢に?入部するっていうのに、Takはかなり共感して、自分も家庭科クラブに入りたい…などと言っています。

やっぱり、Takは、ものを作るってことが好きなんだ。
それはもう、だんだんはっきりと、これから「かたち」になっていくかもね。






今日、私はとってもずっしりどんよりする出来事がありまして、なんにもやる気がしなかった。
でも、料理って、なんだか気が紛れるし、一緒にやるとさらに楽しい。
出来上がったコロッケは、すっごく美味しくて、食欲も全然ないから、私は食べないよ…って思ってたのに、ハート型と四角の、Takが作ったヤツ、ばくばく食べられたよ。

おまけに、寝る前には、「卒業うどん」をベッドで読み聞かせ。
私にとってもこの時間は、すご~~くどんよりギスギスになっている心がほわん…と緩む、いい時間だったな。Takに癒してもらったよ。


「塩江」の道の駅にいって、栗と、すだちと、なめこを買ってきました。
ついでに「足湯」にもつかってきました。





これから秋は一気に深まっていく…そんな空気をきゅぅんと感じるひとときでした。



注:
里芋コロッケには、鶏肉が合うと思います。
鶏挽肉、めんどうでなければ、ささ身などを細かく刻んで軽くたたきます。
牛肉もいいかも。でも挽肉より、細切れなどを細く切ったものがベター。
味付けは、お味噌。
鶏肉とネギのみじん切りは、塩を軽くまぶして炒めてから混ぜます。
里芋は、皮を剥いてから茹でると、水っぽくどろどろになるので、皮ごと茹でてから剥きます。
お味噌を満遍なく混ぜこむと、里芋は完全にねっとりしてしまうので、お芋のごろごろ感がお好みなら、醤油と砂糖少々でざくっと混ぜるのもいいかも。
とにかく、手間はかかりますので、日常の献立には適しません(^_^;)
でも、すっごくおいしいよ♪
Comments (7)
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