日曜日は、午前中仕事のあと、午後から、「石匠の里 エントランスコンサート」に出かけました。
SWJOという、高松のアマチュアのビッグバンドのコンサート。
11月LIVEのメンバー、ピアノ、SYOさんと、今回のドラムをお願いした稲生田先生が出演されています。
稲生田先生は、私の出身高校の恩師。
楽譜と音源をお持ちして、リハの打ち合わせをするという目的もあったのでした。
私はコンサート修了後打ち合わせ。
Takはその間、ほとんどずっと芝生広場の斜面でそり遊び。
慌しかったけど、一応お弁当も二人で芝生で食べました(*^_^*)
打ち合わせ後、SYOさんが、唐突に「虫捕りにいこう」と誘って下さいました。
「え~っ、そのカッコで!?」(コンサート用ジャケット&タイ)
「いや、家に寄って一瞬着替えるので、Takちゃんも家で虫かごと網をとってきて。」
マジですか~~ 本格的じゃん!? もう4時前…日は傾きかかってるんですけど、、、
目的地、「こどもの国」に着いたらもう5時前。ひぇ~~っ!
「こどもの国」は5時に閉園。しかし我らの目的は、遊具や施設ではなく、野原なのだ。
しかし、虫の苦手な母と二人暮しのTakは、こんなお誘いでもない限り、少年時代の「虫捕り」を通過してしまう。
二人が草むらをかき分けて虫を追いかけている間、
私は、ひとりであちこちにカメラを向けて、「秋」を撮りまくりました。
夕日が沈む直前の公園は、一面の芒の穂が金色に染まって、息をのむ美しさでした。
カメラワークってのが全くない私には、この絶景は撮れませんでしたが(T_T)
それに、一面の虫の音。すごかったです。
景色も音も、野原の香りも全部含めて、美しい秋でした。
神さまの作品の中にいる…みたいな。
二人は薄暗くなるまで虫を捜して追いかけていました。
なんだか少年が二人って感じ(*^_^*)
SYOさんは、LIVEで演奏しているときも、少年のように見えることがあります。
子供が無心にプラモや工作をやって遊んでいるときみたいな感じ。
永遠のオトメ心をうたいたい私にとっては、チェック入れまくり。
いくつになってもステージでオトメに見られたい私といたしましては、、(^_^;)
大御所大先輩の彼に恐れ多い発言ではありますが、敬虔なところ、やんちゃなところ、
人が奏でる音楽というのは、ほんとにその人そのものをストレートに表しているものだなあ…と思うのであります。
でっ、虫ですが。
私もいっちょ捜してみるか…と耳を澄ますと、心なしか、明るいときよりも、
虫の音がいっそうクリアーに、四方から聞こえてくるような、、、
そぉっと音のするほうに近寄って草むらを覗き込んでみたら、、、、いる~いる~~♪♪
私はコワくて捕まえられません。
でも、そっとして鳴いているのを聴いてるだけのほうがいいわ(*^_^*)
日の入り前後の短い時間だったのに、刻一刻と表情を変えて行く風景に包まれて、
なんだかものすごく長い時間を過ごしたような気がしました。
忙しくて今年は秋を満喫する暇がないよと思っていたけれど、合間を縫ってのこんな時間でも、
たっぷり秋の空気を体じゅうに吸い込むことができました。
SYOさんありがとうございます。
でもSYOさんも、私たちをダシに?野原で童心になって虫を追いかけたかったのではないでしょうか?