Takがトンカツを揚げた。
緊縮街道まっしぐらのTAKAMI家は、トンカツも、「ヒレ」はNG。
「モモ 一口カツ用」です。
私は監督。
殆ど全部Takがひとりでやりました。
私が、お肉をとんとん…と叩き始めたら、自分の部屋で宿題をやっていたTakがやってきて
(こんなこと書くの初めてだ! 自分の部屋で勉強するようになったのです。ついに彼は!!)
「やっぱりね。お肉を叩いていると思った! ぼくにやらせて」と…
「宿題おわったらね」
ってことで、私がやったのは叩いて、塩、胡椒するところまで。
小麦粉、卵、パン粉、お皿に入れるところからすべて自分でやると。
いちいち「小麦粉はスプーン1杯ぐらい」とか、「パン粉はお皿にナミナミ」…とか、
油の量はこれくらい、温度と火加減はこんなカンジ…とか、
日ごろフツーにやってることを、口で説明して伝えるのって、なんだか自分でもおもしろい。
とにかく、初めてのTakに全部伝えなくてはいけないのだ。
ホント、おもしろい。
そして、いちばん難しいのは、出来上がりのタイミングだな。こればかりは勘だし、タイマーで計っても、「うーんもうちょっと」だったりするもんね。
でも、色と、お箸で持ったときの固さはこんなカンジ…と伝える。
あっそうそう、Takは、カツをお箸でお鍋(うちでは北京鍋)に入れるとき、
いちいち鍋の縁からすべらせるのだ。
「なんでそんなところから入れるの!? お鍋の縁がべったり汚れるじゃないの」
「だって、おかあさんが縁からすべらせるようにって、前に言ったよ」
(-_-;)滑り台じゃあるまいし、油の際から滑らせろ、、、
しかし、彼は、以前油がはねると熱いので、縁から滑らせるように入れろと言ったのをちゃんと覚えていたのであった。
それから、先にお皿を用意しておくように…っていうのも覚えていて、
揚げる前にお皿にキッチンペーパーを2枚敷いて、用意をした。
上出来だ。私だったら揚げてる途中でやるんだけど、次にすることを常にアタマに入れろ…というのは、カレーのときに散々怒鳴って教えたんだったっけ。
でっ、時々私は、オムレツを作ってからお皿を出そうとしているところを見つかって、おこられてしまうんである(^_^;)
私は、Takがカツに挑んでいる間、野菜を切って、ミネストローネを作りました。
すごーく時間の短縮になってよかったわ。
Takがトンカツをやらなかったら、ミネストローネじゃなくて、卵スープになってたところ。
この日は、全然怒鳴らず、楽しい親子お料理教室だったな♪
でっ、お味は、、、やわらかくてとっても美味しかったね。
ヒレじゃなくても、ちゃんと叩けばこんなにやわらかい♪
Takは、自分で作ったことに大満足して、日記を長々と書いていました。
彼もだんだん、料理においても役に立つ男になってきたなあ。
腕の筋肉も鍛えられてきて、フライパンもしっかりと片手で持てる。
頼もしい…
GWは、どこにもいけないけど、大掃除と料理の毎日。
ベランダ掃除や、窓拭きや、私はピアノをコンパウンドでぴかぴかに磨こうと思っています(*^_^*)