前にも書いたことあるが、人の名前というのは忘れる
一方である。
映画監督や俳優の名前なども、以前ならポンポンポン
と気持ちよくでてきたものだが、今は「えーっと、誰
だっけあれあれ、あれだよ」なんて会話がすっかり日
常化してしまった。
そこで、予防策として関連付けという手法を取る。
名前を思い出すために、他の名前と関連付けて導き出
そうというものだ。
例えば、以前は良く思い出せなくなった名前のデニス.
ホッパー。
これはグラスホッパーから。
このバッタのおかげで、今は直ぐに思い出すことが出
来る。
つまり、忘れた時にはバッタを思い出せば良いのだ。
他には、ティム.バートン。
この名前は、ちょっと重症で、すんなり出た方が珍し
いくらいに以前は思い出せなかった。
丸一日思い出せないこともしばしば。
で、何と関連付けたかというとエリザベス.テーラー
だ。
本人ではなく、旦那の名前。
リチャード.バートンだ。
但し、この場合リスクが大きい。
リチャード.バートンの名前が思い出せない可能性が
あるからだ。
つい最近、そのケースに遭遇した。
そうなったらもうお手上げだ。
そして更に、バートンを思い出してもティムが思い出
せないという可能性もあるのだ。
つい最近のケースが正しくそれだった。
最初、リチャード.バートンが出てこなくてお手上げ
だったのだが、その後何とか思い出した。
しかし、ティムが。
バートンさえ思い出せば、周りの誰かが知っているだ
ろうと思ったのだが、周りの連中は最初から知らない
という、以前の問題であったのだ。
同じようなケースとしては、マイケル.キートン。
これはバスター.キートンからの関連付けだ。
更に念入りに、バスター.キートンには益田喜頓 が
控えている。
順番からすると、益田喜頓 、バスター.キートン、
マイケル.キートンということになる。
そもそも益田喜頓がバスター.キートンから取ったも
のだが、この際その正しい順番は関係ない。
それで、キートンは無事に出るのだが、マイケルが出
てこないという事態が間々あるということなのだ。
マイケルなんて普通の名前なのに、出てこないときは
出てこない。
出やすい出にくいはどこで決まるのだろうか。
これが不思議だ。
難しいからというのは関係無さそうだ。
何故かというと、例えば、イランの監督のアッバス.
キアロスタミとか、或いはもっと複雑なクシシュトフ.
キェシロフスキーなんて名前は割りにすらすら出てく
るのだ。
アレハンドロ.ホドロフスキーなんてのもそうだろう。
一字違いとかはあるが、全体が出てこないというのは
無いのだ。
自分でも、なんでこんな名前覚えてるのだろうと思う
ことがある。
一体、何故なのだろうか。
それで、今現在思い出せないのは、「フェイスオフ」
とか「スネークアイ」のあの主演俳優の名前。
この名前も「思い出せない名前軍団」の常連である。