ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

展覧会

2008年03月25日 | 芸術


カフェのT君が、合同展をやるということで、一点預
かっている作品を取りに来た。
「なんだか、まとまりの無い合同展ですよ」と、愚痴
をこぼすT君であるが、本人にとって一番いやなのは、
一日会場にいなくてはいけないということであるよう
だ。
それだったら、やらなければ良いのにと思うのだが。

一般的に、グループ展などの展覧会で躊躇させるのは、
関係者の視線だ。
知り合いであればなんの問題も無いが、全く知らない
人が行くと、探るような、値踏みするような視線を感
じてしまう。
それに、変に話しかけられてもというのもある。
大体、良いと思うことも無いので、感想を聞かれたり
すると困ってしまう。
芳名帳なども用意されているのが一般的だから、それ
もしないととなると、結局、面倒くさいから殆どの場
合、最初から入らないということになるのだ。

それでT君に、「ずっと会場にいる必要はないんじゃ
ないの」と聞くと、「そう思うんですけどね」とT君
も同じように感じているようだった。
しかし、そう決めたからしょうがないらしい。
「美術館の学芸員のように、ずっと座っていなくては
ならない訳ではないから、適当にやってれば」、とア
ドバイスを送ったが、T君はまだ、本当にいやそうで
あった。
「選挙の立会人に比べれば、楽なもんだよ」、と更に
言えば、「そうですね」とちょっと納得した。

話はがらっと変わるが、ギリシャの聖火点火式で、ちょ
っとした妨害があったが、さすが中国、生中継と言っ
てもしっかり1分のラグを設けていてすぐ画面を切り
替えていた。
こういうところが、また信用できないという不信を助
長させるのだが、当局はその辺のところを変える気は
さらさらなさそう。
演説した代表の昂揚したしゃべり方も、なんだか北朝
鮮風だったし、何とかならないものかと思う。
「オリンピック」も無事成功裡に終わるのだろうか。
基本的に、「オリンピック」は無くても良いのだが、
国威発揚以外であればやってくれてもかまわない。
しかし、今のところ中国は正にそのためという感じで
ある。
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