ウォルフスブルクの長谷部が出てる番組を見たが、自著「心を整える」を出版して以来、ストイックで真面目というイメージが定着したのはいいが、今度はそのイメージが自分自身を縛り付け過ぎるのではないかと少々心配になった。本に関しては(読んではないが)、なんとか箴言集などは皮肉が利いて思わずにやりの世界だが、この手は自己啓発本と同じで正論過ぎてかえって鬱陶しくなるから困る(素直な人にはそんなこともないのだろうが)。しかし長谷部に関しては、印税を被災地に寄付するということなので、数多ある啓発本と違いその点だけでも間違いなく世の中のためになるので一緒にされるのは心外かもしれない。
あと、ミスターチルドレンが好きでいつも聴いているらしく、それらから何度も勇気を貰ったということであった。未だ嘗て音楽からそういう具体的なものを貰ったことなどない人間からすると、それは殆ど信じられない話。コンサートの模様を見ても、何であの歌であれほど熱狂できるのかと不思議でならない。単なる陶酔装置ではないか、とも思う。ただ、あれで熱狂できればきっと幸せに暮らせるだろうと思うことはある。そういう人に私はなりたい......ってね。