「グロ注意」 今日は、朝一番からえらいものを見せられてしまった。駐車場にドアがあるのだが、そのドアの前になにやら得体の知れない物体が転がっていた。断片が四つほど。まず頭に浮かんだのは、ツバメの雛の死体。しかし彼らはすでにこの数日のうちに巣立ちしたし、巣の位置からも大分離れている。それで仔細に観察する。何かの死体であることは間違いない。すると、その断片の一つが尻尾であることが判った。ねずみだ。しかも結構大きめ。他の断片は何かと見ると、かろうじて頭であると判るものが一つ、他の二つはなにやら腎臓などの臓器らしきもの。完全にばらばら死体で、しかも胴体の殆どは食べられているのか無く、この四つの物体だけが残されていたのだ。そこには蟻がたかっていて、しかもすでに若干臭う。ほっとく訳にはいかないので、ちりとりと箒で死体処理。朝第一の仕事がこれか。多分、猫の仕業だと思うが、捕まえたなら全部食べてもらいたいし、こんな所に置いてくなよと猫に言いたいところだ。鉄道事故などでも処理班がいるが、こんなネズミのばらばら死体で動揺しているようじゃとても勤まらないな、とその光景を想像しながら思った。