紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

夢の立山・1日目

2011-05-20 17:33:55 | 4・テレマークスキー日記
実は今日はブログを始めて、ちょうど7年目にあたる、ブログ記念日。
そして、ブログを始める少し前に、立山(雄山)登山にいった。アイゼン、ピッケルを持って。
泊まったのは、今回と同じ室堂山荘。
そうしたところ、たくさんのボーダーとスキーヤーが泊まっていた。
こんな時期に、ここまでスキーをしにくるなんて、よほどスキーが上手な人達なんだと思って見ていた。
ここでスキーをするなんてことは、一生ないだろうし、私とは無縁の世界だと思っていた。

ところが、翌年、テレマークスキーに出会った。
ゲレンデではなく、バックカントリーでスキーを始めてみると、立山はスキーヤーにとって、夢のような場所。
毎年、いつか滑りに行きたいな~、でも無理だな~と思いながら、立山でスキーをしている人達の写真をうらやましく眺めていた。
私がいつもお世話になっているまほろば倶楽部では、立山スキーに参加する人は、精鋭メンバーで、とても私が参加できるとは思えない。
しかも、私は高度に弱い。そんなハンディをかかえていて、みんなと一緒に行けるはずがない。

ところが、あまり立山、立山といっていたら、まほろば倶楽部の師匠が、「さとさんと2人で行けばいいじゃない。」とおっしゃったのだ。
2人で! 行けるんでしょうか? 「行けますよ。滑れそうな斜面で滑ればいいんだから。」と、いとも簡単にいわれ、その気になった。

さとさんは、2回目の立山スキー。私は初めて。

7;29 八王子から特急あずさ1号に乗って、松本まで行き、そこから大糸線で、信濃大町まで。

大町駅で、立山室堂駅までの往復チケットを買う。

11:35 扇沢駅行きのバスにのって、12:15 扇沢に着いた頃から、空にあやしい雲が。

12:46 黒部ダムに着くと、どしゃ降り。なんか悲しくなるような天気。




その後、ロープウェイ、ケーブル、トロリーバスを乗りついで、

1:55 に室堂に着いてみると、快晴の天気と、さとさんが待っていた。全く黒部ダムの大雨が信じられないほどよい天気。
さとさんが快晴の天気を持ってきてくれたんだと思ってしまいました。ほんとうに。




まわりを見渡してみれば、ただただ雄大。あ~やっと、夢の立山に来られたんだと思った。




雪が降ったらしく、あたり一面真っ白。あとで山荘の人に聞いたら、少し前まで、雷がなり、雪が降っていたそうである。

ターミナルで、プラブーツをはき、スキーをはいて、室堂山荘まで滑って行く。らくちん。

3時過ぎ、したくをして、足慣らしに行こうということになった。

そこで、ハプニングが・・。

私のテレマークスキー板のビンディングの後ろ、靴の溝にはめて、スキーを固定する部品のネジがとれて、後ろの部分がばらばらになってしまったのだ。
よりによって、この立山で。
ネジがなければ、板に靴を固定することができない。








室堂を散歩して終わりになるかと思って、目の前が真っ暗に。

ところが、山荘の人が、ネジとネジ受けを、いくつか持ってきてくれた。その中の一つがうまく合って、板がはけるようになった。
あ~、感謝。ほんとうに感謝。

それから、ようやく滑りに行くことになった。
まずは山荘前で、2人で記念撮影。忍さんに頂いたおそろいの帽子をかぶって。




山荘の前の斜面を少し登って滑る。










滑って行くさとさん。




すばらしくいい雪。どこを見ても、広い広い。これが立山なんだなあと思った。

山荘の前で、地図を見ながら、どれがみくりが池温泉だろうとか、雷鳥荘はどれだとか、眺める。




しばらく、あたりの山を眺めている。




その後、その日は、高度にも慣れていないので山荘にもどった。




6:00には、カンパイ!




◆ 立山・1日目・2日目3日目