紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

立山・2日目

2011-05-21 11:00:36 | 4・テレマークスキー日記
丸々1日滑れる中日。
朝6:00頃起きると、窓から立山が見え、青空が広がっている。

8:30  室堂山荘を出る。

シールなど板につけて、準備をする。




その日は、一の越まで登って、向こう側の斜面、御山谷を滑ろうということになった。

師匠からは、山小屋が見えるあたりまでいって、引き返すようにというアドバイスを頂いていた。

一の越山荘は、すぐ近くに見えるのに、高度もあるし、けっこう時間がかかる。雪面についている筋が、歩いた人のあと。それをたどる。




あせらず、ゆっくりと登っていく。




次第に一の越の山荘が大きく見えてきた。




10:00 一の越到着。後ろが立山・雄山の山頂。




黒部湖側にずらっと北アルプスが見える。槍ヶ岳、薬師岳、笠ヶ岳、黒部五郎岳・・etc。




シールをはずして、行く準備をする。

6人くらいのアルペンの人が先に滑って行く。




そこで、さとさんの知り合いの人と出会う。こんなところで、よく出会ったものだ。さとさんも、思いがけないところで、よく知り合いに会う。




そして、最初に、近くの岩のところまで滑り、さらにもう一回滑って終わりにすることにした。




御山谷は、すごいいい斜面で滑りやすい。次回は、ぜひ大岩というところまで滑ってみたいと思った。




雪もいいし、フィルムクラストもすてき!



また御山谷を登って、一の越までもどり、行動食を食べる。

11:55  今度は一の越から山荘側に滑って行く。



初めてで、とにかく斜面が大きいので、どこを滑ろうかと上から眺める。



山崎カールまでトラバースしようとしたのに、その前で滑ったり。でも、どこを滑っても楽しい。



滑って行くさとさん。あっという間に、ゴマみたいに小さくなった。











シュプールを嬉しそうに眺めて、写真に写すさとさん。左の二つが私たちの。




12:40 頃、室堂山荘に戻り、それから昼寝をすることにした。

今は日が長いので、また3時過ぎに、夕方の山を滑ることにした。

昼寝から起きて、出かけようとフロントに行くと、「知り合いの方がきていますよ。」といわれる。

食堂に行くと、あ~ビックリ、n'Ajjerさんが座っていた。思わず「わーー。」と大声を上げてしまった。

n'Ajjerさんは、立山日帰りで来て、私たちがさっき一の越からトラバースして、どこ滑ろうかと相談していたのが見えたとのこと。

それから、地図を出して、立山には私たちより詳しいので、コースなど教えてもらう。




気づくと、4:30過ぎになっていた。n'Ajjerさんは、5:00の最終バスで帰るということで、おおあわてで、山荘を出て行った。

私たちも雪の大谷を上から見ようと、室堂ターミナルの方に滑って行った。
すると、おそらくn'Ajjerさんの乗るだろうと思われるバスが、下に見えた。

そこで見送りをすることにした。



5分前に乗客が乗ってきた。n'Ajjerさんの帽子とウェアがすぐにわかった。手を振ったが、気づかないようす。
他の乗客が、みんな手を振ってくれる。(笑)
n'Ajjerさんも手を振るが、どうも気づいていないようす。
それで、「おーい」と叫んだら、思いの外、大きく響いて、笑ってしまった。
n'Ajjerさんも気づいて手を振ってくれた。

バスは出発すると、すぐに雪の壁で見えなくなった。

それで、私たちも、国見岳の西斜面にいって、滑ることにした。







大谷に向かって滑って行く。









雪の大谷。



帰ってきてから、山荘の近くで、日の入りを待つ。





そのうち寒くなったので、最後まで見ずに、小屋に入った。

そうして、楽しく長い一日が終わった。


◆ 立山・1日目・2日目・3日目