紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

旅の適齢期

2009-09-11 06:53:28 | 8・山と旅の思い出
旅に適齢期というものがあるなら、26歳の時の旅は、やはり、あの時しかできないものだった。

けれど、その旅のおかげで、もっと広範囲な旅を、それから12年後にすることになる。アムトラックという長距離寝台列車や、長距離バスでの移動。行った先ではレンタカーを借りて転々とした40日間の北米大旅行。

アラスカ、カナダのバンクーバー、アメリカのカリフォルニアからセントルイスを通って、アムトラックに乗ってフロリダまでの大陸横断の旅。さらにフロリダを南下して、キーウェストへ行くフリーウェイの途中までのドライブ。
フロリダからはまたアムトラックにのって、ワシントン、ニューヨークまで行った。

この時も、明日はどこにいるのかわからない旅。
小学校5年の息子と、3年の娘、途中からは良流娯さん母娘(小2)と合流しての旅。
子ども連れだったので、何の心配もなく長々と旅をすることができた。子どもを置いてきていると、そちらの方が気になって、用事をすますと、すっとんで帰ることになる。

あの旅をしたのは、38歳の時だったけれど、やはり適齢期の旅だったなあと、沢木さんの本を読んで思った。
自分だけではなく、子ども達3人が、そういう旅に耐えられる年齢になったという意味で、子どもと一緒に旅をする適齢期だった。
あの旅の後思ったのは、ほんとうに地球はおもしろい。あのおもしろさを、子ども達と一緒に体感できたのは幸せだった。

<旅のアルバム>

■ アラスカ

氷河クルーズ

 


 


ファイアーウィードが咲く野っぱらにあるモーテルに泊まった。

 


 


■ 巨木の森(カリフォルニア)・・ここはあちこち旅をしたけれど、今でも一番好きな所。この国立公園も26歳の時の旅で、初めて行き当たった。
アメリカの国立公園は園内の小屋に泊まろうと思うと、予約が必要。ここだけは、ちゃんと予約をしていった。

 


 


 


 


 


 


 


■ セントルイス

ミシシッピー川。ここからトムソーヤーの物語の舞台を見に行こうと思ったけれど、旅に疲れて、みなつぎつぎに体調を崩したので、やめて、ただクルーズをして、のんびり過ごした。

 


 


■ フロリダ

 


 


 


 


マナティー。

 


 


(旅のアルバムのつづきはまた今度)

8 コメント

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 (史aya子&繪e子)
2009-09-11 09:46:53
沢木さんの本は、読んだ事がないのですが、この記事を拝見して、まだ間に合うかなと思っている今日この頃。。。
5年後くらいに、まーさんは長期休暇をもらえるはずなんです。
あたしはアメリカは結構行ったので、ヨーロッパぶらり旅がしたいのですが、ヨーロッパは高いしー
アメリカは普通の田舎と都会しか知らないので、壮大な自然もやっぱりいいかなー
うーん、まだ先の事とは言え、妄想が広がります(笑)
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史aya子&繪e子さんへ (紅蓮)
2009-09-11 11:59:30
5年後が楽しみですね♪
私も、いつとはいわないけれど、今の私の年齢でも、適齢期と思えるような旅ができるのじゃないかと、また思ったりしています。
やっぱり旅はぶらり旅がいいのよね。その時の気分しだいで、突然方向を変えてみるような。気に入ったら、ここは長く滞在してみようと思うような。
最近は、日数も短いことから、つい計画を立ててしまうので、ぶらりじゃなくなってしまいました。
う~ん、また行きたいなあ。
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適齢期 (諏訪ッチ)
2009-09-11 12:31:31
このくらいの年齢の子供たちは感性も豊かだしいろいろな事を感じたのでしょうね。
一生忘れられない旅だったと思いますね。

40日も母親や友達と旅をした子供はそんなにいませんよ。
お子さんたちの一生の財産です。
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諏訪ッチさんへ (紅蓮)
2009-09-11 16:46:39
40日間の旅をしたのは、これが最後。その後は、子どもの学校の予定やら、両親の介護やらで、予定を立てて、居場所を決めてからじゃないと出かけられませんでした。
今思うと、あの時旅立つことにして、よかったなあと思います。二度とないチャンスでしたね。
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セコイア (久我山散人)
2009-09-11 16:50:45
あの空洞のあるセコイアは有名なのか?、ボクが5歳くらいの時、持っていて繰り返し見たアメリカ旅行の本の挿絵に、この木とまったく同じ絵があったよ。

1990年と言うのはそんなに昔じゃないような気もするけど、考えてみると昔といってもいい過去だね。
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散人さんへ (紅蓮)
2009-09-11 17:46:34
巨木の大きさをあらわすのに、あの写真はよく使われますね。ヨセミテにもたしかあったはず。
以前、テレビのCMで、車に乗った人が通るのがあっだけど、すごい巨木だと思った覚えがあります。

1990年はすごい昔だね。もう20年も前のことになるわけだから。
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貴重な経験 (さと)
2009-09-11 22:08:34
こんな旅を経験してる人はそんなにいないよねぇ。
ましてこんなに小さな子供達と一緒は中々できないもの。
貴重な経験です。
羨ましいね、子供たち~
家の孫にも色々と自然の中で経験させたいなぁ・・なんて思いながら写真を眺めています(笑)
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さとさんへ (紅蓮)
2009-09-12 06:48:10
ほんとうは、この前に二度、けっこう長旅をしているの、子ども連れて。もっと小さい頃に。でも、それは今思い出しても、適齢期ではなかったのよね。
楽しかったけれど、疲れたと感じることもあって。
この時は、疲れても、自分のことだけ心配すればいいので、楽でしたね。
この時、デジカメができてたら、もっと山ほどの写真が撮れたのに、それが残念。
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