クジラの子らは砂上に歌う
第3話 こんな世界は、もうどうでもいい △++
「平和ボケしていた人達が一方的に殺される」って図
襲う側は大概ココロを捨てたやつか、イカれた奴で
襲われる側は「罪人」っていう教科書どおりのやりくちだ。
オウニのように「反抗」できるのもちょっと混ぜておくのがうまい
「自然の死」ならまだ「理解」と「納得」のうちにココロ動かさないで
おけるかもしれんけど「カタキ」がいる場合はココロ穏やかには
おおよそいかなくて、物語が「動く」瞬間に立ち会ったような印象だ
しかしまあ「感情」を「捨てた」ような世界観なのに
「闘争本能」はなげうってない、という皮肉だわなあ
まアレを捨てるともう「人間」ではなくなるからね
同族を痛めつけるのと愛するのが大好きな生き物
ってのがヒトのサガだ。
十二大戦 第4話 敵もさる者ひっかく者 △+
猿がまともで、それゆえに異常である
ネズミもまだまともで、まだ異常
そこに襲いかかるのはとりあえずイカれてそうな兎ってのがらしい。
あるいは「生者の理論」と「ネクロマンサー」っちゅう死に近いものの
闘いともとれるかもねえ、皆さん多様な考えを持っていて
それらを丁寧に拾ってくるから、おおよそこの世から「争い」が
無くなりそうもないのがうかがえるといったところだ
そしていろいろごちゃごちゃ考える人や語りが長い戦士を
バッサリ戦闘で殺す傾向があるからね、当作品
猿はそういう「やりかた」とも戦っている、ともいえよう。
結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章- 第4話 たましい ○!
家に帰るまでが遠足
「苛烈な攻撃」ってのがとても単純にハナシを展開させていて
当作品の「単純な強さ」がうかがえるかとおもう
こちらの戦力を越えてくる敵戦力とそいつらの非人間性が
純粋な「試練」ってのを提供してきて、そこではこざかしい
「戦術」や「奇跡」というものを否定している。
「根性」というとカビの生えた古臭い概念だけど
ギリギリのとこになるとすぐにそれがもたげてきて
その概念が当事者には「生き返る」ということだ
そして「精神のチカラ」を用いるものは「長らえる生」を犠牲に
しなければならない、ということがヒリヒリするぐらい理解できる
そういう戦闘だったかとおもう。
戦闘後に須美たちが銀の元に駆けつけるまでに地についている
血量がどんどん多くなって、そして最後には無くなっている、というのが
「赤い」勇者が何かを絞り尽くしたという証なんだろう
とても美しくて、残酷なやり方だ。
ラブライブ!サンシャイン!! 第4話 ダイヤさんと呼ばないで △+
2期になってからだいぶんはっちゃけている印象で
「ラブライブ!」ってこんなアホなハナシだったかと思い出す。
ま、むしろそれだからこそダイヤ「ちゃん」の優秀さと存在感が
明らかになるというか、まあダイヤじゃあ簡単にはくだけられないわなあ。
でもまあこんぐらいの距離の方が「ガチでアイドル活動してまーす」
っていう方向性よりはいいかもしれないとはおもう
「偶像」ってのをやりきるのはとても大変で、しかもそこが
一度でもほつれると世間はとても冷たくて
そういう意味では「完璧さ」から距離を置いた「スクールアイドル」
っていう原点に当作品は回帰しているのかもしれない。
干物妹!うまるちゃんR 第4話 みんなとパーティー △+
「家族のクリスマス」をとられたタイヘイの寂しさがよいw
ヒマになったから行く同僚とのイベントが浮ついていて
その「穏やかな幸福」と「乱痴気騒ぎのたのしみ」のギャップがある。
シルフィンちゃんとうまる(UMR)ちゃんは「よい関係」やね
お互いが持っていなかったなにかを補ってくれるんで有難い
そうでありながら「ともだち」にはそれに対する負い目も、対価も
必要が無いというのが尊い関係で、これはいつまでも見ていたいモノだ
当作品も「家に帰るとダメ人間がいる日常」っていう一発ネタから
「そういう娘をあったかく支える日々」っていういいはなし系に
スイッチしているとおもうし、それで正解であろう。