意志のなかにいる

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後頭部を殴りつけて「さあ泣け」 (アニメ感想)

2015-10-20 20:42:22 | アニメの感想2015年Season4









すべてがFになる THE PERFECT INSIDER
第1話 白い面会 と 第2話  蒼色の邂逅 △+







国枝女史の「ダメですね、色恋沙汰ばかりで脳をまったく使ってない」という
趣旨の発言は耳が痛いw まあ当邦の大学生事情の平均的な感想でもあり
あるいはふやけたアニメをニヤニヤしながら視ている連中に対するメッセージともとれる。
まあ、大学生の時分だと「色ボケ」になるか「研究室に引きこもってずっと研究だけしてェー」
って極端な態度になりがちではあるわな、またそれが許される期間でもある。
犀川センセと西之園さんのやりとりはそういう違う空気の交わった微妙に
かんでないリアルな会話になっていたかとおもうし、そういう「会話」の特別さは
「小説」を見る上での重要なたのしみになっているとおもう
そしてくだんの「真賀田四季」さんはその空気が究極まで煮詰まったような
そんな印象を受ける、「研究者」として「人間」を止めたような印象と
「(少)女」としてそれを謳歌しているようなそういう矛盾した印象が
いっしょくたになっている。











櫻子さんの足下には死体が埋まっている 
第1話  骨愛ずる姫君 と 第2話 あなたのおうちはどこですか △+







願わくば桜の下で―







「旭川」の風情がよいね、いろんなとこが生々しく感じられるし
また都市でもあるけど北海道らしく広々としている環境が「骨」を
ころがすのに上手く機能しているとおもう。
「食べ物」がけっこう重要な役を担っていますよね
エビに限らず、いろいろなとこで役立っている
まあ男子高校生なんて興味があるのは「腹を満たすこと」と「きれーなおねーさん」
ぐらいっちゃそうなのかもしれないがw
でもまあそういう「生もの」が「骨」になる過程のもとして
ともすれば「うんちくミステリ」にかたむきがちな「鑑識」を
ボク達にもリーダブルなものにしているのかもしれない
そして「推理機械」ではなくて小さい子供の命を必死に守ろうとする
櫻子さんに人間として魅力を感じる。











緋弾のアリアAA 第1話  もう一人のA と 第2話 危険な関係 △(+)







前のイラつく男が主人公だった「緋弾のアリア」ももう数年前か
新キャラの声優さんと、前回からも出ていた声優さんに隔世の感がもうある。
前回の当作品をおもいだすと「推理」が苦手な「ホームズ」の子孫とか(まあある意味合ってるが)
「過去の偉人の子孫」の設定とか、ラノベ的に上手く消化しきれてなかった印象だったねえ
今回そのあたりの「灰汁」ってのを大分とって、食べやすくした感じですね
まあ「布も切れない物干し竿」とかツッコミどこがまだ無いではないけど。
「最弱・最低」からスタートするのが今期のはやりなんで、それがどういうモノなのか
理解する期間ともいえよう、まあ「周りは誰も気づいていないけど才能がある」っていう
才能が無いやつが慰めにしそうな設定って斬って捨てることもできるけど
それは「たかがラノベ」に対するよい態度ではなかろう。












終物語 第1話 おうぎフォーミュラ 其ノ壹/おうぎフォーミュラ 其ノ貳
   と 第2話 そだちリドル 其ノ壹 △+









「学級裁判」とか本当にロクでもないですよね
「当事者」っていうことしか関与性が無くて、しかも自分達に解決する力が
無いことが露呈するだけの無意味な行為、この行為で事例が解決したのって
1%もないと思うのね、そういった馬鹿馬鹿しさがよく出ていたかと。
そして「真実」に辿り着いていたのがおそらく「阿良々木」と「老倉」っちゅう
「理系畑」的な人間だけってのが今回のミステリィ仕立ての出だしとしては上々だったかとおもう
あるいはそういった「理系的」な人や「探偵」は「孤独な変人」であることを
まぬかれないという当邦の物語事情にのっとっているといえよう。
「会話劇」がこの物語シリーズのキモだけど「嫌い」であることを前提にしたのは
ありそうでなかなか無いね、「高慢」であったり「狂気」であったりってのは
よくあるハナシだけど、正面から「嫌悪」を扱うのはなかなかないことだ
それは視聴者が「嫌悪」ってことに耐性が無いことのあかしなのかもしれない
まあそういう普遍的だけど難しい役どころを井上麻里奈さんは好演していたかと。
ところで、「掟上さん」はアニメでやらないの?










俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツ♥された件
第1話 ようこそ庶民 △(+)








お嬢様とマッチョとスマホとふともも







「設定」だけが先走りしてそれに物語を後から肉付けしていく
テンション芸的なありかたですよねえ、それはリアル中学生が
大して面白くもないことを仲間内で馬鹿騒ぎしてたのしむそういう「笑い」だ。
もちろんそれの価値が低いとか高いとか、余計なお世話であって
なんなくたのしめればそれでいいわけで、そう考えると「感想」殺しでもあるのね。
「リアルなお嬢様」ではなくてあくまで戯画化されたなにかと
「庶民」というよくあるけど実は全然「一般」ではない運命の主人公の
まあどたばたとしたハナシではある、「スマホとかゲームとか見たことないだろ」とか
実はもの凄く人を馬鹿にしている話しですよね、そういういかれ加減に
自分も飛び込まないと面白くはない、まあ太ももフェチものとして
押し通してもいいけど、「お嬢様学校」にあるまじきスカートのみじかさよなw











コメット・ルシファー 第1話 大地と少年 と  第2話 一つ屋根の下で △++









ぶるーれいっ!ぶるーれいっ!







乗り物を乗り回して、ロボットがぶんぶん闘う
それだけで「エネルギー」としての資源「コメット(石)」に意味が発生するね
そしてそうでありながら「鉱物」を戯画化してキャラクターとして
やりやすくするある種当邦ではおなじみの天体のメソッド。
おなじみと言えば「空から女の娘がふってくる」のと「地中で何かを見つける」
ってのは対照的ながら印象的ですね、当作品はそのいいとこどり
また、そういう狭い場所でロボットが暴れることにより洞窟が崩落していくのも
力が入っているあかしですね、ここまではアニメーションとして
充分お釣りが来るデキだけど、流石にいつまでもこれでやるってワケにも
いかないだろうし、上手く軌道に乗れるといいなあとおもう。










うたわれるもの 偽りの仮面 第1話 タタリ と 第2話 義侠の男 △++








モンスターに襲われる出だしもそうだけどぐだぐだと世界観を
説明せずにクオンがハクを連れ回すのがよいね
そうやっている内に舞台の北の大地の広大さや文化程度
クオンに薬師の心得があってハクは頭がまわるのが理解できる
まあ異世界で連れ回されるなら女の娘だよね
野郎だったらどんなに丁寧で正しいことを言っていても
「何となく従うのが嫌」ってのがあるけど女の娘、それもかわいい娘ならなお
「まあいっか」でついていってしまうのが男の性というものだw
まあそれを抜きにしても何となく言うことを聴いてしまうような
やんごとのないオーラがクオンにはあるかもしれない。
ゲーム・アニメ的に「死なない」かんじが主人公サイドにはあるけど
一方でモブの人には容赦なく死んでもらうのがバランスのよい死生観
そういう感じで魅力ある世界観を実にうまく提示していたような、そんなかんじ
















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