◇ サクラ満開の日米株式市場 = ダウ平均は先週504ドルの値上がり。終り値は3万9132ドルで、またしても史上最高値を更新した。半導体大手のエヌビディアが11-1月期の決算を発表、純利益が前年比で8.7倍に増加。これを受けて、木曜日には半導体関連を中心に450ドル以上も値を上げたことが大きかった。このところ最高値の更新を続けているが、それでも年初来の上げ幅は1400ドルあまりと落ち着いた動き。ニューヨーク市場は花盛りだが、大騒ぎはない。
日経平均は先週611円の値上がり。終り値は3万9099円となり、とうとう34年2か月ぶりに史上最高値を更新した。ニューヨーク市場に引きずられて半導体関連銘柄が急騰、これが全体の株価を押し上げる原動力となっている。年初来の上げ幅は5639円、上昇率は17%に達した。ただTOPIXは、まだ最高値を8%ほど下回っている。
ニューヨーク市場は「怖いものなし」の雰囲気。景気にプラスの指標が出れば、素直に喜ぶ。マイナスの指標が出れば、利下げの公算が大きくなると考えるからだ。ダウは4万ドルを目指すだろう。一方、日経平均もまだPER(株価収益率)が16倍強にとどまっている。34年前のバブル期には60-70倍にも達していた。ここが最大の相違点だ。東京市場も花盛りだが、当時と違って花見の宴は見当たらない。
今週は26日に、1月の企業向けサービス価格。27日に、1月の消費者物価。29日に、1月の商業動態統計、鉱工業生産。1日に、1月の労働力調査、2月の消費動向調査、新車販売台数。アメリカでは26日に、1月の新築住宅販売。27日に、12月のFHFA住宅価格指数、2月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。28日に、10-12月期のGDP改定値。1日に、2月のISM製造業景況指数。また中国が29日に、2月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪26日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週611円の値上がり。終り値は3万9099円となり、とうとう34年2か月ぶりに史上最高値を更新した。ニューヨーク市場に引きずられて半導体関連銘柄が急騰、これが全体の株価を押し上げる原動力となっている。年初来の上げ幅は5639円、上昇率は17%に達した。ただTOPIXは、まだ最高値を8%ほど下回っている。
ニューヨーク市場は「怖いものなし」の雰囲気。景気にプラスの指標が出れば、素直に喜ぶ。マイナスの指標が出れば、利下げの公算が大きくなると考えるからだ。ダウは4万ドルを目指すだろう。一方、日経平均もまだPER(株価収益率)が16倍強にとどまっている。34年前のバブル期には60-70倍にも達していた。ここが最大の相違点だ。東京市場も花盛りだが、当時と違って花見の宴は見当たらない。
今週は26日に、1月の企業向けサービス価格。27日に、1月の消費者物価。29日に、1月の商業動態統計、鉱工業生産。1日に、1月の労働力調査、2月の消費動向調査、新車販売台数。アメリカでは26日に、1月の新築住宅販売。27日に、12月のFHFA住宅価格指数、2月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。28日に、10-12月期のGDP改定値。1日に、2月のISM製造業景況指数。また中国が29日に、2月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪26日の日経平均は? 予想 = 上げ≫