経済なんでも研究会

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死者が語る コロナ肺炎の危険度 (6)

2020-04-18 08:12:07 | なし
◇ アメリカとベルギーがいぜん最悪 = 日本時間17日午前0時の集計。アメリカの死亡者数がとうとう3万人を超えた。この1週間に1万6161人も増えて3万0990人に。次いでイタリアが2万人台。スペイン、フランス、イギリスが1万人台となっている。ただスペイン、フランス、イタリアの増加数は、前週より縮小した。イギリスの増加数は前週を上回っている。

人口100万人当たりでみると、いちばん多いのがベルギーで422人。次いでスペイン、イタリア、フランス、イギリスの順。イギリスは192人。ベルギーの死亡者数は4857人だが、人口が少ないため100万人当たりでは多くなった。逆にアメリカは人口が多いために、100万人当たりでは95人となっている。

中国はこの1週間で、死亡者は7人にとどまった。前週も17人の増加。この統計が正確だとすれば、中国のコロナ肺炎はほぼ終息したことになる。韓国は25人で、前週の35人を下回った。これに対して、日本は前週の35人から85人へと大幅に増えている。100万人当たりの死亡者数は、中国が2.3人、韓国が4.5人、日本は1.61人だった。

こうした統計から言えること。ヨーロッパの主要国は都市封鎖を強行したにもかかわらず、まだ改善が明白には見えない。特にベルギーの状態は深刻だ。アメリカはなお悪化を続けそうで、トランプ大統領の規制解除方針は早急にすぎるだろう。一方、韓国はずいぶん落ち着いてきた。日本の場合は、死亡者数の急増がとても気になる。

       ≪17日の日経平均 = 上げ +607.06円≫

       【今週の日経平均予想 = 5勝0敗】   

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