◇ 3-5年後の生活はどうなるの? = 岸田首相は6日、衆参両院で初めての所信表明演説を行なった。経済問題については「総額55兆7000億円の経済対策を実施する」「新しい資本主義を具体化する」「成長のための大胆な投資を行なう」などと述べたが、何かもの足りない。というのも、国民がいちばん知りたい『3-5年後の日本経済はどうなっているのか。国民の生活はどう変わるのか』に、全く触れていないからである。
具体的な施策として「民間企業の賃上げ支援」「看護・介護・保育・幼児教育関係者の給与引き上げ」に触れたが、これらはいま必要な対策であって、3-5年後の日本経済を決定づける要因ではない。成長戦略としては唯一「海底ケーブルが日本を周回するデジタル田園都市スーパー・ハイウエイ」を挙げた。しかし、これによって東京一極集中や官庁の地方分散がどうなるか。少しも説明しなかった。
演説のなかで、岸田首相は「明治維新、戦後高度成長、日本は幾多の奇跡を実現してきた。新しい資本主義という歴史的挑戦においても、日本の底力を示そうではありませんか」と強調した。だが明治維新は列強に追い付こう、戦後高度成長は所得を倍増しようという高い目標を持っていた。しかし岸田首相の新資本主義は、何が目標なのか判然としない。
たとえば「今後の日本は何を得意技として生きて行く」「3年後には2%、5年後には3%の成長を目指し、そのために政府はこういう施策を打って行く」とでも明示すれば、国民も将来への夢を持つことが出来るだろう。それがなければ、岸田さんの新資本主義は言葉の遊び、岸田さんの独りよがりに終わってしまう。
≪7日の日経平均 = 上げ +528.23円≫
≪8日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
具体的な施策として「民間企業の賃上げ支援」「看護・介護・保育・幼児教育関係者の給与引き上げ」に触れたが、これらはいま必要な対策であって、3-5年後の日本経済を決定づける要因ではない。成長戦略としては唯一「海底ケーブルが日本を周回するデジタル田園都市スーパー・ハイウエイ」を挙げた。しかし、これによって東京一極集中や官庁の地方分散がどうなるか。少しも説明しなかった。
演説のなかで、岸田首相は「明治維新、戦後高度成長、日本は幾多の奇跡を実現してきた。新しい資本主義という歴史的挑戦においても、日本の底力を示そうではありませんか」と強調した。だが明治維新は列強に追い付こう、戦後高度成長は所得を倍増しようという高い目標を持っていた。しかし岸田首相の新資本主義は、何が目標なのか判然としない。
たとえば「今後の日本は何を得意技として生きて行く」「3年後には2%、5年後には3%の成長を目指し、そのために政府はこういう施策を打って行く」とでも明示すれば、国民も将来への夢を持つことが出来るだろう。それがなければ、岸田さんの新資本主義は言葉の遊び、岸田さんの独りよがりに終わってしまう。
≪7日の日経平均 = 上げ +528.23円≫
≪8日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます