魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

案外良いやつ?

2007年04月05日 | ワイン ~2019年
2004 パイクス サンジョヴェーゼ
   豪、赤、千円代後半

サンジョヴェーゼ70%にメルロ20%、カベルネ10%が加わったセパージュです。
赤土、木の幹、ブラックチェリー、焼き菓子、スパイス等ムンムンと香ります。
味わいは軽やかで最初は単純に思いますが、時間が経つと軽めながらも(ミ
ディアム)フルに近いニュアンスの多さ、伸びやかでエキス分が充実し、
どんどん美味しくなってきます。良いです。

安めのブルゴーニュのピノだって色は薄く、ボディだって大してありそうもない
のに、意外と芳醇だったりする・・・って書くと何となく分かりますか?
そんなニュアンスです。

咬めば咬むほど味わいが増すスルメやフグのような・・・とか、
会って最初は何とも思わなかったけど、話し込むと意外と良い奴だった・・・とか、
何げに単なる友達と思っていたら、案外恋人として意識してしまった・・・とか?

個人的にはこの手のタイプは結構お気に入りです。
昨日書きました色を見た時に薄いと期待しなくなるじゃありませんか。
そのくせ、案外コクがあったり、充実した味わいだと上手く裏切られた感じがして
良い線行ってない? みたいな感じになりますね。

・・・・・これってある意味「ツンデレ」かも?ですよね。

というわけで、少し仕入れてみました。

コメント
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