魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

メタボなボトル?

2007年04月26日 | ワイン ~2019年
久しぶりにブルピノを飲みたいぞ!ということで、

2001 サヴィニー・レ・ボーヌ 1er ラヴィエール(トロ・ボー)
   (仏、ブルゴーニュ、赤、4000円台)

何たってドメーヌ・トロ・ボーはボトルがでかい!
知る人ぞ知るメタボボトル?!とでも名付けましょうかねぇ。

径が大きく、ボトル底のへこみがとても深いのです。
造り手の力の入った思いが出ています。
ちょっと変な名前ですが、味わいはバッチリなんですよ。

色はエッジにアンバーが入ってきています。もう飲み頃ですよ、といった風でしょう。
香りは、「わっ、良いブルピノ来たー」って瞬間的に思います。
甘い蜜や花のような・・・、ダラーっと好き者を退廃的気分へ誘います。
焼けたレンガやシナモン等も一緒に来ます。

味わいは、色のようには枯れていません。果実味も凛としたような、しっかりと
張りもあり、ほど良く熟してはいますが、元気です。力強さと包み込むような
柔らかさ、旨味が感じられます。そして甘くきれいなフィニッシュ・・・

トロ・ボーの2001年はもう飲み頃と言えるでしょう。昨年に頂いたショレ・レ・
ボーヌといい、しっかりと熟して美味しくなっています。

かつてのFMラジオ番組「ジェットストリーム」の、

“満天の星を戴く 果てし無い光の海を 豊かに流れゆく風に心を開けば、
煌く星座の物語も聞こえてくる 夜の静寂のなんと饒舌なことでしょう。”

なんてナレーションも似合いそうです。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする