魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

年が違えば・・・

2007年04月24日 | ワイン ~2019年
昨日の刺激を受けて、久しぶりにこっそりとラッパを吹いてみました・・・・・

おっ、音が鳴りません! 何とか出ても、スカスカです。orz
もともと昨年は30年ぶりに吹き始め、やっつけ仕事で何とか形にしたので、止めたら
衰えも早い!あっという間に、ど素人のオッサン状態ですよ・・・。

しかし、何とかまっとうな音を出してみたいとは思いますが・・・・・???
ねっ、だから言わんこっちゃない!


さて、今日はブルピノを飲む予定でしたが、本日新入荷のワインのヴィンテージが
2年も変わり不安だったので、こちらを優先しました。早速試飲です。

物は、2004 ローガン アップル・ツリー・フラット シラーズ(豪、赤、千円代前半)

2月の試飲会で飲み、仕入れた時は2002年だったのですが、今日はいきなり2004年です。

ぶっちゃけ、タイプが変わっています。02年はシラーズらしからぬ軽やかさと親しみ
やすさ、うまくまとまっていて、意図的に万人受けに造られたような感じでした。

しかし、04年は若いですし濃いめです。香りはミンティーさ、スパイシーさがあって
この国らしいシラーズの香りもします。
味わいはクリアな赤系ベリーはありますが、02年よりもやや重ためでしっかりしてい
ます。あと2年待っても、「02年もの」みたいな良い意味での軽やかさ、フレンドリー
さは出ないかも知れません。しかし、これはこれで充実感があってとても美味しい
です。「クリアできれい」というのはどちらの年にも共通のローガンらしさ?の
ような気がします。

ところでオーストラリアの2007年物は干ばつで大変そうですね。
ニューワールドはヴィンテージにあまり左右されない、なんてちょっと前までは
定説のように言われていましたし、そういう風に書かれた本もありました。
が、それは飛んでもないです。実際はかなり違います。
ニューワールドを軽視した発言ではないでしょうかねぇ。


コメント
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