魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

試飲の難しさ

2007年12月07日 | ワイン ~2019年
6月に飲んだワインです。
その時の記事をコピペします。

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2004 Ch.ジュクラリー
   仏、ラングドック地区、赤、1000円台半ば

色は濃く、厚みのある香り、毛糸、プラム、バイオレット、イチジクなど。
味は価格としては濃いめの果実味。酸は普通。スパイシーですが、タンニンや
骨格に物足りなさがあります。濃いめのフルーツと釣り合いません。
底浅って感じがします。しかし、価格が価格なので・・・。
デイリーとしてはまずまずなのでしょうか? いや、中途半端???

時間とともに香りも開いて、明るい花のようになってはきましたが、
やはり骨格不足の感は否めません。
1000円以下ならOKですが、この価格では無理。

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実はその後、試飲会で飲み、気に入ったので取り扱っています。

本日のワインがこれ。

濃くて美味しい。香りや風味は前記と変わりないのですが、
ちゃんとしっかりしています。
前の私の試飲がおかしかったのでしょうか?

実は最初の時は、開栓後、相当時間があって、さらに訳あって揺れに
揺られた状態でした。

ところが試飲会ではその場で開栓。

そして本日は夕方に開けました。その後程良く、やんわりとなって

とても美味しい状態です。


多分、明日になると6月に書いたように、ちょっと物足りなくなるの
だろうと思います。
つまりこのワインは、時間とともにまろやかになり、徐々に物足り
なくなる、つまり熟成させても、ある時より急激に古酒のように
枯れはじめる可能性を感じます。そのあたりが2004年のもろさなの
かも知れません。

もちろん今から2年程度はとても美味しく飲めると思います。


しかし、最初(6月)の判断はちょっと違っていましたね。
時間とともに変化してゆくワインの表情をもっと真剣に読み取る、
もしくは推測出来るようにならなければなりません。

反省します。いい気になってました。

下手こいた~!


反省会を兼ねて?忘年会をやりたいですね。
どなたか飲みませんか~???

コメント (4)
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