魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ヒマワリのように・・・

2009年07月06日 | ワイン ~2019年
今日は知り合いの若い二人の写真展に行ってきました。
「HIKOMA」(ひこま、彦馬)という写真愛好家が集まる
浜の町にある喫茶店兼ギャラリーです。


私自身は面白い写真だと被写体に興味は湧くものの、写真自体には
全く興味がありません。


今やハイテク時代で誰でもそこそこ上手く(かなり上手く?)撮れる
ので何の不自由もありませんよね。
でも、そんな中でプロカメラマンを目指すというのですから・・・





光と影を自在に操って繰り広げられる若い感性の世界です。



まっ、私には渋さと酸味と果実味、なーんてのが、いいのかな。


さて今夜は


2007 レ・クーポレ・ディ・トリノーロ
  (伊、トスカーナ州、CF、Me種など、赤)


本ラベルものは私が最も好きなイタリアワインのひとつで、偉大で
かなり爆発します。このワインはそのセカンドラベル。


カベルネ・フラン40%、メルロ30%、カベルネ・ソーヴニヨン22%
プティ・ヴェルド8%というセパージュです。


明るいチェリーやカシスは開放感があって広がりはいい感じです。
ぶれない正面を向いた香りできれいなフルーツが香ります。

ただ若すぎるのか、鼻腔への刺激が強いですね。
ちょっと暴れるようで舌と鼻へ攻撃的です。
もう少しして落ち着いたら素敵かもしれません。


このワインは2002、2003年ものがとても好みでしたが、この年はそれ
らを凌げていません。04、05、06年と飲んではいるのですが、過去の
幻を追いかけていて・・・・・。

さらに値上がりしているので、02、03年よりもコスパは悪いです。

もちろんこれも美味しいワインですが、昔には勝てません。
しかし、やはりその果実味はヒマワリのように明るく太陽を
向いていますのでちょっと嬉しいです。



今日の写真展の若い二人もヒマワリを追い続けていてほしいと
思いますし、私自身もそんな人間でいたいと、いつも思います。
辛い時でも前向きでいたら強くなれそうな気がします。


わかりきったことですが、明日は明るい日と書きます。
元気に行きましょう!


コメント
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