魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

強制連行セミナーその2

2009年07月08日 | ちょっと怪しい
本日は、たまーーーーーにある「真面目な日」ですぞ。


先日とは別の場所にて「強制連行セミナー」が行われたので出席して
きました。(チラシを写した写真でご紹介していたセミナーです)


題して「軍艦島の実像」と銘打って、強制労働を受けた中国人の実の
子供さんたちが、来日されパネリストとなりました。
あとは先日の大学教授や軍艦島の専門家など。



最初は長崎放送が撮影したドキュメンタリー映画の上映。


高島の千人塚の話(軍艦島での外国人の遺骨を葬ってあります)、
数々の証言や資料の話など・・・。


高島とて強制労働の人数は端島よりもかなり多かったのです。


やはり悲しい歴史ですよね。


日本も同じようにシベリアなどで辛い労働に身をおかれた方もいるわけで、
どこの国だって似たような「個人」の犠牲の上に「国家」が「益」を
求めてきたのです。強いてきたのです。





写真は泣きながら訴える王(ワン)さん。


マスコミの取材がとても多くて驚きました。



今日はその中国人の方達が軍艦島に上陸をして慰霊祭をする
予定だったようですが、あいにくの波風で上陸できなかった
ようです。(搭乗依頼はあったのですが、本業がありますしね)


いつの世も「国家」「民族」の覇権や益のために犠牲を強いられる
「国民、個人」の悲しい話はつきものです。

国民を幸せにするための国家が、本末転倒してしまい国民に犠牲を
強いている(訴訟も含めて)悲しさがありますね。

これは右、左など体制に関係なく「国家主義」か「個人(人権)主義」
かのバランスの問題でもあるのでしょうね。


私ごときではとても深い問題なので追い付いていけません。


うまい解決法があればいいんですけどね。

そして二度と悲惨な事の起こらないことを祈るばかりです。

個人の力ではどうしようない、力が全く及ばない問題ですからねぇ。


そんなわけで、暗くなって酒を飲むことにします。orz



コメント
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