魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

お決まりですから

2009年07月20日 | ワイン ~2019年
「ショレ・レ・ボーヌ」


ブルゴーニュの小さな村ですが、さして有名でもないので、
過小評価されています。そのため、お手軽にブルゴーニュの
良さを味わえ、それゆえマニアも大好きな村名ワインです。


もう少しメジャーな村名で

・「ボーヌ」
・「サヴィニー・レ・ボーヌ」

なんてありますが、
「ショレ・レ・ボーヌ」これが何といっても一番マイナーです。



さて、このワインが登場したら
必ずお決まりのフレーズがあります。

それは・・・・・


なに しょれ?


と言わねばなりません。

誰も言いださなかったら、あなたが言って差し上げましょう。

もしも白い目で見られたら、「これってお決まりですから~」

これでOKです。


もうひとつ。
ショレ・レ・ボーヌのワインで素晴らしいのは、「ドメーヌ・
トロ・ボー」でしょうか。
この造り手は最高です。素晴らしい腕です。

思い入れの表れでしょうか、ボトルも太く重くクラシックです。


前置きはそれくらいにして、最新ヴィンテージの試飲です。


2007 ショレ・レ・ボーヌ(トロ・ボー)
   (仏、ブルゴーニュ、赤、3千円台)


いよいよ2007年ブル。どうなんでしょうね。

香りですが、いきなり強烈なイチゴなどの赤系フルーツが襲って
きます。しかも香りに深みはあります。クリーンな酸も香ります
が、強くはなく突出はしません。
あと、キューピー人形やサロンパス、ミントなども突き抜けてきます。


味わいは、鮮やかなイチゴ、カシスの風味、新鮮な果実味と酸、
生き生きとしています。あまり濃厚ではありません。
しかし、旨味はちゃんとあって、薄旨系が好きな方達にはとても
喜ばれるヴィンテージだと推測します。

ただ、寿命は短そうで、私のような早飲み派には5年以内!と
せかしそうな気もします。でも若いうちに飲むととても美味しい
ですよ。

やはり、トロ・ボーはいいな~


今回配信しましたリストにも書いております。

ぜひお試しくださいね。

コメント
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