魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

メダルもいいけど、ささやかでもいい

2010年02月14日 | ワイン ~2019年
いよいよバンクーバー五輪が開幕ですね。

めでたいついでに、ちょっと良いことがありました。


古酒を買っていただいたお客様から、「かなり美味しかった~!」
との感激のご連絡を受けました。


古酒は1本1本状態にも不安があるし、結構高い買い物となりま
すので気が気ではありません。ちなみに半世紀ほど前のものだった
のです。


でもひと安心。

さらにわざわざご連絡いただいたこと、これがとても嬉しいです。
この商売をしていて、最も嬉しい瞬間かもしれません。



こんな日は祝杯!といきたいところですが、当店の(私の?)
デイリーを仕入れたら新ヴィンテージに変わっていましたので、
ビックリ! さっそく試飲です。



2007 フォルティウス
(スペイン、ナヴァラ地区、テンプラニーリョ種、赤、千円程度)


優しくしなやか。明るいです。やや甘さもありますが、自然で
そんなに強く出てはきません。程よく優しい甘さでしょうか。

いろいろとなんだかんだ言わなくても自然体ですーっと入り
旨味もあり、疲れない濃さ、中庸、凡庸と言えばそうかもしれ
ませんが、私はこんなワインがデイリーでさりげなく飲める
毎日をいとおしくさえ思います。



いよいよ開幕のオリンピックで一発、金メダル!ってのも良いで
しょうが、手の届く、毎日のささやかな幸せを大切にしたい、と
いう思いです。でももちろんオリンピックも熱く応援します。

コメント
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