魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

濃いキャラ

2010年02月02日 | ワイン ~2019年
最近テレビドラマ「龍馬伝」が盛り上がっていますが、

かつてパソコンゲームやテレビゲームで「維新の嵐」というのが
あったのをご存知でしょうか?

90年代前半~半ばだったでしょうかねぇ。


国取り合戦形式のシミュレーション、「信長の野望」や「三国志」
に似たタイプで、戦う代わりに「説得」していくんです。

相手と語り合う画面上で、スペースキーを連打しながら、たくさん
押すと説得成功で同志が増えるんです。


まあ、こんなことで済むなら世渡りは簡単です。ボタン押すだけで
立ちまわれるのならねえ。


でも一番はまったのは「三国志」でした。


何といってもキャラクターの豊富さ、そしてその濃さでしょう。

ふと思い出してしまいましたよ。だからどーなんだ?といっても
どーってこともないおはなしです。


でも先見の明はあったと思いますよ。その後どちらも大ヒットして
いますしね。あとは「水滸伝」くらいでしょうか。


濃いキャラといえばこのコノスルシリーズ。

本日の試飲です。


2007 コノスル ピノ 20バレル
  (チリ、ピノ種、赤、2千円程度)


若いワインです。香りはスグリ、チェリー、甘酸っぱいイチゴ、乳酸、
赤い花、赤土、など。


味わいですが、赤系の鮮やかな、そして柔らかく鮮やかで美しい
果実味は魅力的です。これ飲んでいると、妙に下手なピノ飲むより
安全策でどなたにもお奨めできるんじゃないでしょうか。

やや甘めに開いたそのボディは可憐でチャーミングです。
安ピノのチャーミングさではなく、しっかりしたピノのそれです。

その奥にはダシのような旨味と重さも隠れていますが、若いので
まだ十分には現れてはきません。


ちょっとだけ「甘め」なのを除けば申し分ありません。

ブラインドならオー・ボン・クリマなーんて答えるかもしれませんよ。
よく出来ていると感心しますし、確かに数年前の20バレル ピノより
ぐっと充実している感じはありますよ。



ところで本日はサッカー日本代表のベネズエラ戦。

平山選手が注目されています。うまく機能するといいですね。

コメント
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