魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ブルゴーニュ試飲会その3(最終回)

2012年02月11日 | ワイン ~2020年
いよいよ最終回です。


2009年もののハイライトはこちら。








デュジャックのヴォーヌ・ロマネ オー・マルコンソールと
アルヌー・ラショーのヴォーヌ・ロマネ スショです。


デュジャックの充実感、コーヒーやちょっと黒っぽさ、しっかりタンニン。

に対し、アルヌーは香りのフィネスと押し寄せる赤い花、花、花・・・
お花畑の中で迷子になりそうなくらい。美しくてため息。




「2009年は酸が足りない」と言う方がいます。
あまりに良い年と言われ過ぎることに対するあまのじゃく?

酸はちゃんとありますよ。と言うのが私の見解。


私は気に入らない年は極力仕入れません。
そして入れるなら当然のごとく2009年です。
2005年とはちょっと性格が違うかもしれないけど、問題なく秀逸。
07、08とはえらい違いです。





さて、そしてこちらは2007年のラインナップ。
軽めの、うすめの地味な世界です。


しきゃ~し、良い造り手のものは07年でも良いものがあります。





モンティーユの「ヴォルネー シャンパン」や「ポマール リュジアン」など
は最初はちょっと固いですが、時間が経つとやわらいできてとても美味しい
です。ブルゴーニュらしさ満開になります。結構良いですよ。
飲み頃が早く来るということでもあります。


あと、クラシカルな造り手の「アルベール・モロ」や「ミシェル・ゴヌー」
などもこれから先、まだまだ熟して、そのいぶし銀の味を出しそうなワインが
ちゃんとあるのです。



穴ワインはこれ。





「ショーヴネ・ショパン」の「ニュイ・サン・ジョルジュ オートレイ」この
畑はマークです。
「ジャック・フレデリック・ミュニエ」もとてもきれいでした。抽出とバランスが
いい。

もちろん上のクラスになってくると、どこも素晴らしいです。

2007年は評価は低めですが、良い造り手なら味わい深さがある年です。




最後にこれも素晴らしかったので備忘録として挙げておきます。





ローヌ地区の代表格。2005年 ギガルのエルミタージュ。

これ不味いとかいう方は・・・ワイン虎の穴へ。


通常のお手軽「2007 コート・デュ・ローヌ」も結構良いです。
(ローヌ地区では2007は当たり年なんです)




素晴らしいワイン数々、約150アイテムを前に、総じてひとこと。


帰りたくない!


ブルゴーニュを体験してそう思いました。



つまり素晴らしい人生を歩みたければ「ブルゴーニュを愛しなさい」と
言ってしまいましょう。

そして「溺れたいならブルゴーニュ」と言えるかもしれません。



こんなブルゴーニュを知っている人生を送るか、知らずに送るか?

ほら、その答えは一度体験してからですよ。


本日は祝日ですが、営業いたします。

美味しいブルゴーニュもちゃんと販売します。

でも夜はワインも飲みに行きます。楽しみです。


コメント (4)
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