魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

しばらくさようなら

2012年05月07日 | 美味しいもの
これからしばらくラーメンとさよならをします。
ダイエット宣言をします。


最近どうやら太り気味で数キロ痩せなくてはなりません。
健康のためラーメンを食べに出る回数も極めて激減させる予定。


そこで意を決して、ラーメンの旅最終章へと出発しました。

私の大好きな「佐賀ラーメン」です。

まずはこちら。





まず「いちげん」へ。

いろいろと問題があったお店ですが、一度は食べておかねば!という実力店。


オーダーは迷わず「ラーメン」を。そして「生ノリ」のトッピング。
何も言わなくても別皿できます。






まずはスープをひとすすり。

・・・・・うっ、うまい!


やや油が多めだがそれは表面というのもあるのだろう。徐々にそのスープは濃厚
でしっかり感を出してきて、私を満足させてくれます。
摘まんだ生ノリをレンゲの上でのせてスープを吸う。これも素晴らしい。
(ドンブリの中のスープは、オリジナルの状態を崩さないように)
妻の満足度は相当高いようだった。



そしてすぐさまもう一店へと向かう。






元「一休軒 鍋島店」で現在は「らーめん もとむら」として営業中。

長崎の方も馴染みのある長崎駅前にあった「一休軒」の源流。


まずは店内の雰囲気に感動。写真こそ撮らなかったが、昭和の雰囲気満載。
味わい深いレトロ感と、老練な大将、おかみさんがいいなあ。


オーダーは「ラーメン かた麺」。あとは「いなりずし」。
連ラーだけにちょっと不安になる。


さて、来ました。





この色艶、素晴らしいです。


まずはスープを。

おおお・・・! 先ほどのいちげんよりは油も少なくて純です。
豚骨の美味しさ、美しさを純粋に表し、潔いです。
濃度はいちげんに及びませんし、スケール感もやや小さめ。ただ、こちらが
美しく潔い! それはきっと純粋な豚骨スープが大好きだから思うことで
しょう。そこが佐賀ラーメンの良さでもあり、モダンなラーメンに欠けている
「スピリッツ」なのだと感じます。

源流のこれでいいのです。十分なのですよ。


最後は敬意を表して・・・「ごちそうさま」。





器も美しい。

器の底には骨粉がざらざらと。しかしその澱の上(ワインで言うところの
シュール・リー)が最上なのです。

実はこのお店はさきほど行った「いちげん」の師匠なのです。


この本道を味わい、もうこれで当分はラーメンともさよならかもしれません。


でもひとつ、ひとつだけ大きな忘れものをしてしまいました。
かつて長崎の一休軒にあったあれです。あれ。

ひとこと、「柚子ゴショウはないのですか?」と言うのをすっかり忘れてい
たのです。

うう、気になります。どう変わるだろう。普通のコショウはちょっと試し
ましたがよく合いましたよ。



「トンコツラーメンありがとう」そう心に秘め、明日からのダイエットへと
向かいます。これも健康のためだし、また目標まで痩せることが出来たら・・・、
またぜひ楽しみにしたいと思います。


コメント (4)
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