魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

年に一度の豪華試飲会

2012年05月18日 | ワイン ~2020年
最近、有名銘柄のボルドーはあまりに高いので、滅多に飲めませんし
店頭ラインナップですらなかなか出来ません。


当店も有名並びに格付けボルドーはあまり置いておりません。置いたとしても
そうそう動かないでしょう。中国を始めとしたワイン新興国による買いあさりで
極めて高い水準の価格となっているんですよぉ。





さて、そんな時代背景をよそにゴージャスな試飲会がありました。





約70アイテムほどが立ち並びます。


ボルドーばかりではないのです。ブルゴーニュだってロワールだって、スペイン
や南アだっていろいろとありました。



中でも面白かったのは「Ch.フェラン・セギュール」の垂直。




03、04、05、06、09です。

やはり当たり年の03、05、09は美味しいです。ただ、06もコスパは良いかもしれ
ません。やはり05、09は別格で、思わず「これなんだよな~」と口を突きます。
(ちなみに価格は7000~10000円程度)




その他すごいのは






どちらもパーカー100点満点ワインです。(パヴィとデュクリュ・ボーカイユ)

2009年ボルドーは19銘柄に満点(クリック)が付いています。

もちろんどちらも素晴らしくて絶句!!!


好みとしてはデュクリュ・ボーカイユでした。
クリアなスグリやスモモ、杉やシガーボックス、焼き菓子などの甘さが香り、
最初はしっかりしですが、開いてくると(若いので“やや”ですけど)まろやか
さが出てきます。CSの格調の高さ美しさが見事でもちろんフィニッシュも
美しい。ひいひい言うくらい美味しいです。ただし、販売価格は4万円ほど。
42000円(税込)くらい。10月末入荷。さすがにチャレンジャーはいないでしょうかねえ。



さらに







こんなのも。昼イケムをしてしまいました。(貴腐ワインの頂点です)
皇族がいよいよという時に運ばれる末期のワイン?とも言われています。


昼間っからこんなのは凄すぎです。とりあえず紙コップに吐きながら飲み進める
のですが、それでもフルコースを食べたくらいの満足度です。


ただし、パヴィとデュクリュ・ボーカイユ、イケムくらいでしょうか、吐き出すこ
とがどうしても出来なくて、思わず飲みこんでしまいました。白状します。
(もちろん電車を利用しています。運転はしていませんよ。)


いくつかはオーダーを出そうと思いますが、ゴージャスボルドーはどうなんだろう?
個人的にはケース買いしたいくらい05、09ものは美味しいですねえ。
09年、なんか買っとこうと思いました。


それと、もうひとつ白状しましょう。


今日は会場から帰りたくなかった~!

それくらい美味しかった。


さあ、今月はワイン会が続きます。

なんか幸せかも~。

コメント
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