魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

新三大夜景?!

2012年10月06日 | Weblog
長崎市が「世界新三大夜景」に選ばれました。「夜景サミット」なるものが
10月5日、長崎市で開催され「世界新三大夜景」に長崎、香港、モナコが認定
されたようです。
西日本新聞(クリック)を見ていただくと分かると思います。


長崎市としては結構すごいニュースでしょう。




この記事の中で

>夜景に詳しい約3500人の「夜景鑑賞士」の投票や、夜景が見られる場所
>の数、観賞時間の長さなど11項目を基に選考した。


夜景鑑賞士ってなんなのでしょうね。(笑)


水を差すようですが、ぶっちゃけ素人にもわかりやすい「ちょうちん企画」
(やらせ企画)のお笑いネタです。

検索するとこんなサイト(クリック)もありましたよ。


「世界新三大夜景」というのは「自称」であることは明白ですし、もともと
「三大〇〇」というのこと自体が、定義が曖昧で、よほど明確でないとおか
しいので、当てにならないことこの上ないです。むしろちょっと恥ずかしさ
すら覚えます。

「世界の三大美女」とか真に受ける人って、どう考えてもおかしいし。




さてさて、そんなこんなのちょっと怪しい夜景ですが、とてもきれいなのは
もちろん知っております。子供の時からずっとずっと見てきましたから。


しかし長崎市も人口の流出や減少で、夜景の元である明りの数がずっと減って
きたのではないでしょうか。

夜景を彩るのは、当然山のふもとから頂上近くまで点々と輝く明りなのです。
人口がもっと多い頃は、さらに輝いていたことでしょう。


そのひとつひとつに家庭があり、人々の生活があり、喜びがあり・・・・・
なんて考えるとちょっと感傷的でロマンティックな気分になります。


もちろん長崎が大好きなゆえに、ちょっと辛口に書き込んでみました。


これから先、人口が増えるという可能性は低いのですが、この夜景の明かりの
数を守っていけるのでしょうか。


そんな思いで、昨日の残りのワインを飲んでおります。
涼しくなった夜の時間も心に沁みる季節ですねえ。



ずっと昔から夜景の明かりを見ると、「ひとつひとつの暖かさ」とか、「それ
ぞれの明りの元の人々が幸せであれ!」とか、いつも思っていました。

そしてそれは宇宙に輝く星よりももっともっと、すぐそばにあって、儚さを
知っているがゆえの切なる願いの輝きなのかもしれません。


コメント
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