魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ワインセミナーと聞けば行くしかない!

2012年10月18日 | ワイン ~2019年
本日は「ドメーヌ・ポール・マス」の代表、ジャン・クロード・マスさんが
来崎され輸入元の協賛にてセミナーが行われました。

張り紙をして、お店を3時間ほど閉めて妻とともに向かいました。






テロワールや醸造のモットーや方向性などの説明を聞きながら・・・



さて試飲ですよ。






約10アイテムを試飲。


いろんな思いが交差するのだけれど、ワインは美味しいのもあり、使える
のもあり・・・。
もともとポール・マスのワインは過去にいくつも採用してはおりました。
実は銘柄、名称が違って「バルモン」、「ヴィニウス」、「dA」なんて
名称でも造っています。

現在はヴィニウスが店頭に並んでおります。こちらは畑も場所も違ったもの
で、それぞれのコンセプトで製品化されています。


テロワールに忠実にトラディショナルな造り、ニューワールドと融合した造り、
消費者の求める味わいの造り・・・などいろいろとパターンがあります。






さて、そんなセミナーのあった夜はこれ。







2011 ミオパッソ プリミティーヴォ
   (伊、プーリア州、プリミティーヴォ種、赤、千円台前半)


香りはイチゴ、チェリー、カシス、焼き菓子やケーキの甘い香り。
セルロイドや軽いミント。土っぽさは出ていません。明るく外交的。


味わいはほどほどの濃度で、果実がとても熟して、甘さを持った味わいです。
飲んでいて、楽しく明るくなるようなフルーツの明快さ。
さすがプリミティーヴォ種(ジンファンデル種)だと思います。

これこそ旧大陸(伊)とニューワールド(USA)との融合した形かもしれ
ません。


ワインの多岐にわたる多くの要素とカオスの複雑性には感心するばかりです。


コメント
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